Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

行くぞフロリダ その1 ビザ取得編

 ご無沙汰しております。Seriseriでごじゃい。いやはや。お国のためにと言いつつ2年間散ってまいりました。久しぶりですが、ブログの更新を行っていこうかと思います。

 Seriseriは9月に遅めの夏休みをいただき、念願だった米国フロリダ州タンパ、セントピーターズバーグに行ってきました。その旅行記という形になります。連載で4回か5回を予定するつもりです。訪問目的はもちろんRaysの試合観戦を中心としておりますが、併せてBuccaneersの試合観戦と釣りも入っております。Seriseriの好きなもの詰め込みましたセットな感じです。この旅行、ちょっと無理矢理行ったようなところもあったのですが、それもこれも「どうしても今年じゃないと」な理由がありました。それがBuccaneersで今年Ndamukong Suhがプレーするからなんですね。本名のもじりもあって、彼の大ファンな私ですが、さすがに彼一人のために渡米するのは…となっていたのですが、なんと彼がBuccaneersと契約。Raysもいるし、ベテランのSuhですから今年行かないと二度と観る機会は訪れないと思い、渡米する運びとなりました。実際、行ってすごく良かったので、無理してでも行くものですね。

 

 さて、では張り切ってまいりましょう。米国へは通常日本人は簡易ビザであるESTAを取得して入国するのですが、トランプ政権になってからESTAの取得要件が厳しくなり、2011年3月1日以降、イラン、イラクリビア北朝鮮ソマリアスーダン、シリア、イエメンへの渡航歴がある人にはESTAの取得ができなくなりました。Seriseriはイランへの渡航歴があるので、ESTA取得ができないんですね。なぜ行ったかは下のリンクからどうぞ。

(リンク:イラン野球の旅)

 ESTAの取得ができないため、トランジットや観光目的であっても、ビザ(私の場合は観光なのでB1/B2という種別のビザ)の取得が必要になるのです。そしてこれがまた米国の場合は大変なのです…。というのが今日のお話です。

 

 ビザ取得は何せ煩雑ではありますが、基本的なステップは五つ。

 1.DS-160というビザ申請書類をオンラインで作成

 2.大使館・領事館での面接

 3.ビザゲット

 

 細かい方法についてはGoogle先生にお願いしてください。特に留学生向けのビザ取得の情報が多く出てきます。Seriseriは「旅の杜」というサイトの「【VISA】米国ビザの申請」を参考にしました。書いている人がイランへの渡航予定がありということで、Seriseriの状況に似ていたので大変参考になりました。

 という訳で最初はオンラインでDS-160の作成に入ります。これ結構時間かかり、必要な情報全部持っていても1時間以上は余裕でかかりました。質問内容やサイトの構成も少しずつ更新しているようで、様々なサイトのものを見ても一致しませんがその辺は臨機応変に行います。途中で保存ができるようになっているので、自分の申請番号を控えてこまめに保存、いつでも呼び出せるようにするのが吉です。私は申請番号を控えて何も書かずに閉じて再度呼び出せるか確認してからやりました(でも一度失敗した)

 質問内容はいわゆる個人情報から始まりますが、パスポートなくしたことがあったら、それを書かないといけません(私は亡くしたことがある)。なんか亡くした状況とかも書かないといけません。

 次に旅行情報。滞在期間とか目的は普通に書けばよいのですが、滞在場所とかの住所が必要になります。私は今回はBuccaneersの本拠地Raymond James Stadiumの住所とかを勝手に書きました。さらに米国への渡航歴(過去5回)や米国ビザの発行歴が必要になります。Seriseriはまず渡航歴が過去すぎる&多いので細かくわからない、ビザ発行歴はそもそも前回は3歳の時にもらったのでよく知らない、などがありました。渡航歴は3回分くらいを思い出して書きました。過去ビザについては番号なんて控えてないですが、親に聞いてビザ種別は確認して記載です。米国内連絡先も必要になります。よくわからないからRaysのHPにあった適当と思われる住所とかを勝手に書いています。ほかにどうしろと…。。。

 親族情報や今の職業などの記載もあります。この辺はそこまで準備するものはありませんでした。なんとか。SNSのアカウントとかも書く必要があるので、私はTwitterのアカウントを。FBとかインスタとかもあれば書きましょう。

 続くセキュリティ情報は基本的に全部Noで行けるのですが、たまに変なものに引っかかります。なんかイランへの渡航歴とかでYesを選択するものがあったりしました。ちゃんと読まないとダメですね。

 最後に写真のアップロードです。JPEGで240KB以下の容量で写真をアップしないといけません。1年以内の撮影、眼鏡無し、背景が基本的に白一色のものです。ちなみにビザに使う写真じゃないのでなんでも大丈夫です。そんなデータでは持ってないので、私はケータイで自撮りしたのをアップしました。なお、ここで結構な回数はじかれました。あと240KB以下は今どき中々ない荒い画質なのがアレですね。ってかそんな写真普通データで持ってないし…。。。

 最後に内容確認して、とりあえず予備でプリントアウトとかしておしまいです。

 その後、予約とかに移ります。なんか予約したメールはプリントして持っていく必要があった気もします。この辺は指示に従ってどうぞ。ビザ面接はすごく並ぶと聞いていたので朝一を選択して、職場の休みの日を都合していきました。

 ステップ1はこんなところでしょうか。結構、そんなもん知らないぞ?というのが多く調べたりするのにも時間がかかります。あとパスポート紛失や過去5回の渡航歴については正直に書いたらよいですね。私はわからないところはわからないと書いています。困るのは、受け入れ先とかですね。ビザが取れるまでホテルとか航空券の手配ができないので、細かい日程や受け入れ先が無いのです。私みたいに観光地の住所を書いたりすればよいと思いますが、実はこれ後々面接にも効いてくるので気を付けた方が良いと感じました。

 

 さて、続いてはいよいよ面接です。

 実際に書類を提出するのはこちらなので、準備はこっちの方が大変かもしれません。私は全部そろえてからDS-160の申請を行いましたが。

 持っていくものは結構多いです。DS-160申請確認ページ。これは先に印刷したものです。あとパスポートと、過去10年以内に発行された古いパスポート。証明写真。予約表確認ページ。あと財政証明か招待状が必要です。私は一応、なんか源泉徴収の紙と給与明細数か月分、預金通帳の写しなどをもっていきました。

 証明写真もなんかサイズ変だし、背景が白である必要があるので、注意が必要です(町のインスタント写真だと背景白が選べる機種は限られます)

 面接に持ち込めるものはあちこちに書いてあるので、それを守る必要があります。スマホは1台まで、バッグは25㎝×25㎝までのサイズ1つだけ、等です。PC持ってきた人とか仕事用のタブレットがとかの人が弾かれて、コインロッカーに預けて来いって言われていました。(溜池山王駅まで行かないとコインロッカーは無い)

 保安検査を受けて入館後、書類提出→指紋採取→面接の流れになります。それぞれが結構待つんですよね。待ち時間をつぶすための本とかは持って行った方がいいでしょう。私は3番目とかの入館でしたがそれでも合計30分以上は待たされました。案内は日本語と英語のちゃんぽんですが、面接は英語です。アメリカに行って遊ぶ程度の語学力があればおkです。

 この面接の内容がまた私の場合は独特というか前情報とちょっと違っていたので、さらしてみます。日本語ですが。

 

Q1:なぜESTAではなくビザの申請を行ったのですか?

A1:イランへの渡航歴があるからです。

A2:いつ行ったのですか?

A2:2014年です。

Q3:イランのどこに行ったのですか?

A3:テヘランセムナンとその近郊の村。それとキーシュ島に行きました。

Q4:なんで行ったのですか?

A4:観光ですよ。

Q5:具体的には?

A5:当時、ユースのイラン野球代表監督をされていた色川氏のサポートを個人的にしていて、その活動の一環で行きました。

Q6:サポートとは具体的に?

A6:野球連盟の人と話したり、あとはブロガーなのでイランの野球情報をブログに書いたりしました。

Q7:それでアメリカに行くのは野球?仕事?(Are you going to Stats for Baseball or Business?って聞かれた)

A7:(うわ、野球って聞かれたぞ?)野球ですよ。あとフットボールも。

Q8:アメリカのどこに行くのですか?

Q8:フロリダです。タンパとセントピーターズバーグです。

Q9:どこのファンですか?

A9:Tampa Bay Rays of course‼

Q10I’m asking about football‼

A10:(怒られた…)フットボールニューヨーク・ジェッツのファンです。でもNdamukong Suhのファンでもあり、彼が今年はBuccaneersでプレーするので彼を観に行きます。

Q11:わかりました。ビザは発行されることになりました。パスポートの返送までしばらくお待ちください。

Q12:ありがとうね。

 

 英会話というかまぁ仕事でちょっと英語使ったりしたので、問題なく面接は終わりました。なんか英語できない人は大変そうでしたが、そんな英語もできないでアメリカ行くなよ…とか思ったり。質問事項や内容は相手の英語レベルにも寄る感じでしたね。私の場合はちょっとできる人ってことでちょっと多めの質問内容だった気がします(回答も即答してたし)。それ以上に驚いたのが、野球好きと知られてしまったので(そりゃまぁ野球関係でイランに行く奴もそんないない)、目的のところで野球?仕事?という聞かれ方をしました。まぁ普通は目的は何?と聞かれると思います。最初にイランに行った時に観光→実はイラン野球代表監督のサポートみたいなのがあったので警戒されたのかな?というのもあります。

 先方は基本的に提出したDS-160を見ながら質問していると思われますので、それと齟齬が無いようにする必要があります。野球?仕事?と聞かれたのはRaysの球団の住所を書いていたというのがあると思いますし、どこのファン?って聞かれたのも、Buccaneersという答えを引き出す(訪問先をBuccaneersの球場にしている)というところがあると思います。

 Jetsファンなので反射的にJetsって言っちゃったあとに慌ててでもSuhさんが…と付け加えました。

 この辺りに齟齬が無かったので、無事にビザが発行されたのだと思います。やましいことなんか無いから発行されないと困るんですが。。。

 

 1週間以上待たされて、ビザがついたパスポートが帰ってきて無事終了ですね。一人でやると結構負担大きめですよ…。。。

 といったところで今日はここまで。次回、アメリカに上陸です。