Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

TBのオフシーズン

 早い選手なんかは少しずつ来季の契約が出始めていますね。TBに関しては興味深い情報が入ってきてます。

 今年のストーブリーグにおいてTBは過剰になった先発投手をトレードに出すつもりは無いということです。

 ただ現地の見解では現在の打線を考えると誰かトレードに出して打者を取ってくることは遅かれ早かれするのではないかとのことです。私はトレードには大賛成です。正直クロフォードとぺーながいなくなるだけで得点が100も落ちるとは思ってもみませんでした。来年も優勝争いをするためには打線のテコ入れは必須です。今年こそどっかの赤い靴下の人が勝手にこけてくれちゃったのでたなぼた的にPO進出はできましたが、ALEで地区優勝するためにはいくら投手も含めた守備力が良くても750-800得点は最低ラインで必要でしょう。さらに今年の打線から上積みは期待できない(ジェニいても彼の9月見るとあれな)ため何らかの補強は欲しいでしょう。DHのデーモン、1BのコッチマンもFAですし。

 一応二人とも再契約には前向きだそうですが、正直戦力になるのか疑問です。今年のコッチマンはできすぎですし、デーモンはDHにしてはパワーナンバーが足りないですしね。

 こうなればプホルス(1B)とフィルダー(DH)両方獲ってLongoと組んで超強力クリーンナップ…にはならないですね。ごめんなさい。二人でTBの残りの38人の年俸くらいもらいそうです。

 話を戻します。

 もしトレードに出すとしたらシールズの可能性が高いようです。キャリアハイの成績を出した今年が価値も一番高いでしょうし、ムーアの著しい成長がそれを後押しするようです。個人的にはプライス、シールズ、ムーア、ヘリクソンを軸にしたのを見てみたいんですが。絶対強いと思うんですよね。最年長のトレードでの放出は仕方ないともおもいますけど。

 トレード相手としてはかなり打てる、もうまもなくMLBに昇格するか、既に秋に昇格した選手、という感じらしいです。ポジションはどこでも空けられるしDHも空いているしでどこでも構わないでしょう。Zobが便利すぎますね。イメージとしてはリゾー(SD)とかアロンソ(CIN)辺りか…え?高望み?わかってます。

 さらにBJもトレードに出すことは考えにくいようです。確かに彼のバットは非常に不安定…というか気分屋さん。打てる時はめっちゃ打てますが集中力が無い時は本当にかわりに打席立ってやろうか?って思う程。

 それでもリーグの上位20人に入れる程四球が選べ、トップ5人に入れる程走れ、3本指に入る程のセンターの守備をできる選手をトレードに出して上積みを得られるのか、ということです。守備だけを考えればスーパーサムがいますが、彼をレギュラーで起用して、SSも自動アウト装置で、捕手も打てない、ってんじゃ本末転倒も良いところですし。

もしトレードとなればジェニをCFとし、RFはJoyceでLFに打てる選手を補強という形だそうです。

 フリードマンがトレードに消極的な理由としては万が一チームに故障渦が襲った時にバックアップがいないと良くない、ということみたいです。確かにフラッグディールで途中補強もできないチームだし。しかし、個人的にはそもそもスモールマーケット球団なのだからある程度(というかかなりの?)リスクを取らないと優勝を争うことは不可能だと思うので、そこは何とかトレードで、最高の結果が出るようにしてほしいとは思ってます。

 さて、ではトレードがあまり現実的ではないならFAでの補強でしょうか。TBも色々と噂が出ていますね。ちょっとリストアップしてみます。

1. コッチマン…再契約ですね。ホームタウンプレーヤーだし、TBは再契約に積極的。コッチマンも、みたいです。しかし今年の成績を見て、他チームとの争奪戦になった場合、TBの再契約の可能性は小さくなるようです。個人的には今年ができすぎだったので移籍してくれた方が良いかな、と思います。

2. オーバーベイ…すごい噂になってますよね。正直TBに来てほしくありません。打てるイメージは一切ないですし、四球も選べないです。再生もあるようには見えないし。必要なパワーは絶対供給できないと思います。キャリアハイの成績を残したとしても、です。TBが手出せる値段にはなりそうですが…。

3. デーモン…彼も再契約が噂されています。というかあんなパワーも率もないDHなんて他にどこも欲しがらないだけ、ともいえると思います。ってことは当然TBもいらないと思うのですが。

4. ぺーな…まさかの出戻りの噂も。CHCがオファー出すようですが、10M未満になりそう、かつコッチマンと再契約に失敗した、のような状況の時は彼に食指を伸ばす可能性が高そうです。低打率だけど四球は選べるし、安定して25発以上のHRは期待できる。守備も上手。となれば彼はやっぱりLongoの援護砲として最適なんですよね。2年$18Mとかで帰ってきてくれないかな?(笑)

5. ウィリングハム…ちょっと前まで良く聞きましたが、もう聞かないですね。CINなんて噂が強いみたいです。確かに今年のパワーナンバーは良かったです。守備もDHで良いし。怪我が怖いですけどね。今年の成績であればLongoの援護砲としては申し分ないと思います。ただ人気銘柄みたいで、ちょっとでも年俸の高騰があればTBの契約はなくなりそうですね。

 という状況。正直誰がいても…という感じですね。ぺーな、ウィリングハムはもし獲得となれば値段はしそうですしね。

 じゃあどうすりゃいいんだよ、って状況のTB。まぁ格闘タイプのクローザー候補やシールズ、BJ辺りをセットにしてクリエイティブなトレードを行って、浮いた資金でぺーな辺りを獲得、が最良のシチュエーションになるのでしょうか。

 ついでですが、もう一つの問題が捕手。今年BABIPがヘリクソンなみだったとはいえJasoを正捕手のままで良いのか?という問題があります。今年はショパック、ロバトン、シリノスなんかをやりくりして何とかこなしましたが、正直誰がやってもレギュラー未満という感じは否めませんでした。散々言ってますが。

 じゃあ対策は?と聞かれても困ります。というのも捕手をFAで獲得することはないですし…ラモン・ヘルナンデスなんかはフィットはしますでしょうが、タイプAなんて手出す訳がありません。

という訳で捕手に関してはJasoをメインに、という今年の体制を維持し、捕手の打力の回復を祈る形にするしかないかな、と思います。まぁ下位打線において球数を投げさせてくれればいいのかな。

 なんと言っても投手は揃ってるし、打線のテコ入れはせにゃならんってな感じですので、フリードマンには頑張ってもらわなきゃ、ですね。

 それにしても近年のやたらなプロスペクトとドラフト指名順の重視の風潮は厄介ですね。ミドルやスモールマーケットの球団には世知辛い世の中になってしまいましたね。