Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

シーズン終了と今後の予定 ~新連載開始 予告編~

 シーズンが終了してしまいました。今シーズン、TBはあまり良いところがなく、最終的に77勝85敗、借金7 地区4位と言う結果になりました。4位と言う順位はRaysという名前になって以降最低の順位で、負け越してシーズン終了も初めてのことになります。シーズン終盤は正直07年以前のTBを見ているようなそういったシーズンでした。そのような結果になってしまったのも、主に打撃陣の不出来によるものでした。117本塁打、612得点、63盗塁、.247/.317/.367、数字は、wOBA.305はいずれもRaysになってから最低の数字で得点、盗塁、長打率、wOBAはDevil Rays時代も含めても最低の数字あるばかりでなく、MLB全体でも下位をさまよっています。これらの投手陣はそこそこ以上に頑張っていただけに非常に残念な結果です。この打撃軽視については常々不安だったのですが、今年はとうとうそれが大きな問題として発現されてしまった形となりました。今後、ここの立て直しが必要になるでしょう。

 と言う訳で過ぎたことばかりをぐちぐち言っても仕方がないので、今年の反省を踏まえてチームには前を向いて来年に向けて良いチームを作っていってほしいですね。

 今後当ブログの予定としては例年の様に気になったTBの選手アナリシスと予想した成績との答え合わせを行っていきます。もし気になる選手がいれば、優先的にその選手を取り上げますのでコメント等でお知らせくださればと思います。とりあえず今はMyersとかZobさん、Loneyなどをターゲットにする予定です。

 また、滞っておりますがP/Oの議論についてと、xLOB%への道についてもネタはあるのですが、時間が無くて記事にできてないですから、これらのネタが記事として出来上がれば順次アップしていく予定です。

 そしてRaysアナリシス、SABR系考察に加え、近々イラン野球についての新連載を開始します。

 私は当初Baseball Bridgeのメンバーとして、そしてBaseball Bridgeがイラン撤退の後は現在のイランユース代表監督である色川氏と共にイラン野球の支援をしています。その一環と言うよりも初めの一歩という感じではありますが、イランの現場の視察と野球連盟の方との会談を目的に一週間ほど、イランに滞在しました。

 とりあえずはその旅行記として、またまとまり次第、野球連盟の方へのインタビュー記事等々をアップしていきたいと思います。ご期待くださいませ。

 まず連載を始めるにあたって、イランと言う国の基礎的な情報をまとめておきます。

 イラン:日本語での正式名称イラン・イスラム共和国 は1979年のイスラム革命により現在の政治体制が確立された国です。面積は約165㎢と日本の約4.3倍の面積があり、とても広い国です。大部分が乾燥した山岳地帯で、平野部はごくわずかです。人口は約7500万人。日本の6割前後という感じです。

 イラン自体は現在の政治体制がイスラム共和制と、事実上のキリスト教国家アメリカ合衆国と親和性が悪く、また核エネルギー開発を巡った問題があるため、同国からは国交断絶・経済制裁をされている状況があります。また、テロ支援国家認定や悪の枢軸として挙げられるなど、日本ではあまり良いイメージが持たれている国とは言い難い事実があります。また、日本にはあまりなじみがない国であることも事実で、上の負のイメージも合わさり、かなり多くの面で誤解が生じている国でもあります。こういった文化面についてもこの旅行記と言う形で紹介できたらと思います。

 イランは産油国で、高価なペルシャ絨毯やキャビアの産地でもあるため、リッチなイメージもあるかと思いますが、そのようなことはほぼ無く、一般の人々は非常につつましい生活を送っています。と言うよりもかなり貧乏な国と言っても良いと思います。ドーハやドバイ・アブダビというところとはかなりの差があると言えると思います。

 その分インフラ整備も、日本と比べるとまだまだというところは有ります。幹線道路に関しては比較的しっかりとした道になっていますが、それ以外の場所はまだまだです。トイレやシャワーも先進国のそれと同列に比較するのは難しいかと思います。ただ、インドとかとは違い水道はそのまま口に入れても問題は無いですね(私自身はインドの水道飲んでも大丈夫でしたが)。下水等も場所によっては整備されてないですし、インターネットは規制もかかっていて使うのが難しい国ではあります。また、鉄道・バスといった公共交通機関もイマイチ整備されているとは言えないように思えました。

 野球のレベルに関してはまだまだという感じはしますし、ボールもグラブもぼろぼろ。それでも野球をやっている子供たちの笑顔はどこに行っても良い物です。

 また、景色は日本には無い物がたくさんあります。特にからっからに乾いた乾燥した土地がどこまでも続く景色は日本にはない物で、とても興味深く見ることが出来ました。

 そして世界中どこへ行っても夕焼けは綺麗です。

 そんな訳で、イランBaseball 旅行記、近日中に開始します。