Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

Archerすごいね&應援のための観戦らしい 今年は日本で盛り上がらないMLB

☆まずはArcherについて

 今日はArcherが素晴らしいピッチングを見せましたね。8回を投げて無四球15奪三振6安打1失点。絶好調のPujolsにこそ一撃を食らいましたが、それ以外は完璧ともいえる投球でした。それにしても速球は95-96mphを普通に記録しますし、スライダーも90mphを超えるのがかなりの割合であり、しかもコントロールミスがないとある種完璧に近い投手になりつつあります。左右の違いはありますが、去年のPriceにも通じるところがあり、TBの、そしてHickeyコーチの指導力の高さが見て取れます。Archerは前回も勝ち負けこそつきませんでしたが8回無四球12奪三振を記録していて、1914年以降では1984年のDwight Gooden以来2人目のこと。そして16イニングで27三振を追加して一気に奪三振レースでトップに立ちました。防御率も2.01まで来たのですが、これでも6勝4敗と貯金はわずかに2つ。エース級2枚の時の援護の少なさが悲しいですね。。。そういえば3年くらい前に9回2安打無四球15奪三振完投して負け投手になった右のエースがTBにいた様な…。こういう感じなのは08年以降TBでよく見かける光景ですね。

☆應援のための観戦らしいことについて

 スポナビ+の閲覧数を見ていただくとわかるのですが、今年は錦織効果でテニス関係のブログの閲覧数がとんでもないことになっています。概ね25,000アクセスを超えてくるのは凄まじいです。さらに続くのが競馬関係、そしてこれまた今年盛り上がりを見せているプロ野球関係と続きます。

 一方でMLB関係はかなり寂しいことになっています。現在MLBカテゴリーで見られるもっとも古い記事で4月上旬のもの。最新100記事が閲覧できますから、100記事アップされるのに2か月かかっていることになります。これはほとんどオフシーズン並みのゆっくりとしたペースで、今年日本ではMLBが如何に盛り上がりに欠けるかを如実に示しています。さらに、閲覧数でみると昨日アップされたThe Bronx Bomversさんの記事で6,700くらい。例年だと人気のない私のブログでも8,000超、さらに情報系ブログでその1.5倍の12,000程、そして日本人関係なら15,000超というのが相場でしたから約半減しています。大体私のブログでもそれくらいがレートになっています。事実、昨年10月時点で8,800PV/記事だったものが、ここまで8,100PV/記事と40記事程度の投稿で700も平均閲覧数が落ちるということになっています。ここまでずっと右肩上がりで来ていたので不思議な感じです。

 もっと言うと稼働中のMLB関係のブログも減少していて、現在の最新100記事だと25ブロガーくらいと言う感じ。3年半にわたってここでブログを書いている私からすると異常事態と言える少なさになっています。おかげで押しなべて見るとせいぜい週一ペースでの更新がやっとの私のブログが実に8つも閲覧できてしまうというシーズン序盤にしてはあり得ない様相を呈しています。

 間違いなく日本人選手が減少、そして活躍していないことが理由でしょう。野手では青木がレギュラーなだけで、あとは控えにイチローと川崎。投手陣は岩隈、ダル、マー君辺りの先発陣が壊滅状態で、チームがズタボロな中クローザーを務める上原と、「裏切り者」田澤の2名のみが恒常的に投げている状況です。ですから、メディアの露出も減ってしまっているのが大きな理由かもしれません。ちょっと前に書いた通り、日本人の活躍を應援する形で書くのが日本のメディアですから、日本人が活躍しない=MLBなんか報道しないのです。特にNPBが広島、横浜、オリックスといった今までBクラスが常連だったチームへの期待感が大きかったため、非常に盛り上がっています。それも相まってMLBを見る人が減っているのだと思います。緩やかな鎖国に向かっている様にも見える日本の野球界が少々不安です。

 ただし、ブログなんてのは個人の趣味全開で書けば良いものですから、一方的に盲目的な應援ブログも良いスタンスだとは思います。それはそれでお金をもらって生活しているプロの記者とは全く違う視点ですから。

☆小ネタ拾い その1

 Pujolsは今日の今季14号で通算534本塁打に到達。歴代17位のJimmy Foxx(x二つがおしゃれです)に並びました。いわゆる松坂世代(日本だと早生まれで1学年上=ロナウジーニョ的な感じ)の彼ですが、これはすごいことですね。ちなみにここ6試合で6本目。絶好調ですね。Troutの後に彼がいるのはすごく嫌な打線です。

☆小ネタ拾い その2

 TEX Galloがデビュー。早速とんでもない打球のHRをスタンドにぶち込んでいましたね。中々にバランスの良いスイングの様にも見えます。MLBに対応できるでしょうか。それにしてもTEXは打者の超有望株がしょっちゅう出てきますね。打者日照りのTBにしてみれば羨ましい次第です。ちなみに同じ名前のNY生まれの殺し屋は無関係です。が、MLBの多くの投手をガンガン打ちそうな名前ではありますね。

☆小ネタ拾い その3

 首位と1ゲーム差なTBです。ここまで195得点と得点力は低いながらも186失点とDF面が強く何とか勝ち越せています。

□01

 これを例によってパイサゴリアン定理に放り込んでみます。通常のパイサゴリアンに加え、Pythago 1.83、Pythago Patにも入れてみます。

 TBはここまで27勝ですが、これらの計算結果では27勝強と言うところで、ほぼレート通りか、ごくわずかに不運です。NYYもレート通りです。一方、BALとTORは不運に出ていて、特にTORは悲惨です。268得点243失点と54試合で得失点差+25にも関わらず、24勝30敗で借金6。今後が最も不気味なチームです。逆に想定よりも勝っているのがBOSでしてせいぜい20勝のはずが23勝。嫌らしいですね。このまま海底に沈みっぱなしだったらいいのに。

 もうちょい詳しく見るとBOSは打撃は良くなりそうな気配はありますが、投手はもっと崩壊に進む危険性を含んでいます。いいぞ、もっとやれ。NYYはこれくらいでしょうけれどもかすかに投打ともに上がり目がありそうなのでもっと勝てるかもしれません。我らがRaysは逆に投手の成績が下がってもおかしくないでしょう。打者はとにかく三振も減らさないとこのパワーではどうしようも無いと思いますね。BALはほぼレート通りだと思うので、今後もこれくらいの成績に落ち着くのではないでしょうか。Jaysは…なぜ負けてるのかわかりませんが、とりあえず希望を捨てずに頑張ればもうちょい成績が上がってもおかしくないでしょう。とある赤い靴下以外は相変わらず混戦になりそうですね。TBはPOに行けるとしたら混戦からワンチャンスをものにするくらいだと思いますから、しっかり着いて行くことが重要ですね。がんばRays!!!

 と言ったところで今日はここまで。パイサゴネタは頑張れば単独の記事になったかもなぁ。