Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

大混戦の外野陣にしてしまったのは…。

 ☆例によって広島の方から見に来てしまった人は、後ろのおまけまで飛んでください。前半はMLBのネタです。。。

 彼がしっかりしていればね、こんなに外野手が混戦にならなかったと思うのですね。と言う訳で今日のターゲットはDesmond Jennings。期待されてた割にはパッとしませんね。

 なんかはるかかなたの過去の様な気もしますが、JenningsはB.J.UptonことMelvin Uptonの方が似たタイプの選手だよね、という話をしました。んで、そのMelvin UptonはTB放出後、ただでさえ斜陽に見えたのに、それにもまして悲惨な成績を残しているのですが、まさかJenningsもそうはならないよね?と戦々恐々な感じです。逆にJenningsさえまともなら、今シーズンのこの混みあった外野陣みたいな状況は発生しなかったんじゃないかと思ったり。引き取り手が見つかるなら放出もやむなしでしょうね。

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 膝の怪我もあって出場はわずか28試合108打席に留まりました。この膝の怪我が厄介で、彼からパワーもスピードを奪ってしまったという懸念もあります。ちなみに、マイナー時代から病弱な選手でして、毎年のようになんやかんやと細かい怪我をする傾向にあります。

□02

 そこまで何か言うべきことはないのですが、wOBAが.294に留まりました。長打力が落ちてしまったことがその要因でしょうね。

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 そろそろまじめに見ていきましょうか。打率は地味にキャリアハイ(笑)ですが、BB%の下落に伴って出塁率は並み、そして長打力はガタ落ちですね。早打ちの割に選球眼はよく、四球を選べる選手である印象でしたが、その他のみの選球眼が下落して来ています。また、三振率も下がったように見えますが、逆に早打ち傾向が強まったようにしか思えませんね。

 なんかもっと違った選手像を思い描いていたんですよね、私の中で。それこそマイナー時代に残した11本塁打31二塁打10三塁打の合計52長打、52盗塁、打率.318、出塁率4割超みたいなね。そういう選手になってくれるのではないかと期待していた訳です。

 が、まぁそうはならなかった訳でして。どうしたものかなぁ。

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 打球傾向で見ると、ずっとゴロ系の打者で、LD%が低いことが特徴です。逆にそれと俊足が相まってBABIPがプラスを叩けていたのではないかと思います。昨年はその傾向が進んだようにも見えますが、単に打席数が少なかったからなのかなぁと思います。LD%がキャリアハイだったせいで、xBABIPもキャリアハイですが、このLD%も維持は困難だと思いますね。Luckも難しいんじゃないかなぁ維持は。運要素の上下はわかりませんけどね。

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 そんな訳で恒例(?)のお兄ちゃんことMelvin Uptonの同年齢時との比較です。見ればわかるのですが、Uptonの方は29歳と言えばATLに移籍して駄目駄目だった年です。両者とも残念なシーズンだった訳ですね。30のシーズンでUptonは少しだけ持ち直した様にも見えますけど、Jenningsはどうなるでしょうか。

 今年はもらえてせいぜい300打席程度じゃないかと思っています。それでどれだけ打てるかが勝負でしょうね。序盤に幸運を味方に付ければ、レギュラー再奪取はそんなに難しい話ではないのかと思っています。

276打数67安打 本塁打5 四球24 三振58 二塁打13 三塁打4 .243/.303/.373 OPS.677 wOBA.298

 全然ダメじゃないか、ってね。TBの選手はこんなのだらけで嫌になっちゃいますね。ちなみにこのwOBAの値はLoneyこそ上回っているものの、Congerとあまり大差ない感じで、駄目予想をしたMorrisonやMiller、Souza、Dickersonらをも軽く下回っているので、やっぱり駄目じゃないかと思うんですよねぇ。好きな選手の一人なんですけどねぇ。それに一応これ、BABIP-xBABIPはプラスの値で計算しているんですよ!!!(笑)それでもこんな値とは。。。あと三塁打は多分こんなにたくさん打てません(笑)でも計算でそう出てきちゃったからそのまま書いておきます。

 あーあ、また気の抜けたテキトーな記事を書いてしまった。もっと気合い入れて記事を書かないとな。

☆本日のおまけ その1

 スポナビではそろそろ開幕オーダー予想なんかが出てきてますよね。こういう時にあーだこーだ言うのはファンの特権で、一番楽しい時間かもしれません。「負けるまで 優勝候補だ 参加校」ってね。んで思ったのはやっぱり日本のオーダーは後ろよりだよなぁって。MLBの方が総じて前掛かりなオーダー、NPBの方が後ろが厚いオーダーが多い傾向にあるのは明白だと思います。あと本塁打打てる選手は4番>5番>3番=6番みたいなのが多い気がします。私からすると、例えば…1番丸2番ルナ3番エルドレッド…みたいな打順ってどうですか?(笑)強くね?4番以降はあぶれた人で打てそうな順に、4番松山5番田中6番菊池みたいな感じかなぁ。広島については(正確には広島について「も」)よく知らないで言ってるけれども。菊池の14年だかの爆発は完全にBABIPが味方したような気がするし、丸に関しては、個人的には理想的なNPBの打者の一人だと思っています。

 私の打順観に関してはかなりフリーダムなマドンのしっぽ…じゃないや、マドン前監督の影響が強く残ってるからなんですけどね。1番岩村とか1番Penaとか1番キャッチャーJasoとか。個人的にはNPBで5番打者的に目されてる打者を2番、4番で目されてる打者を3番、みたいなのが好きです。

 ま、打順の差に因る得点力の差なんてのは極々小さいものでしょうけれどもね。。。

 それ以上に広島は多分投手陣の方が「ヤバい」ですよね。大黒柱のマエケンが抜けてこの穴埋めはそうそう簡単にできるものじゃないですし、大瀬良(だっけ?)が肘ぶっ壊して離脱ですよね?MLB感覚だと、あーTJだなってところですけど、開幕間に合わせるんでしたっけ?(笑)無理でしょ。TJして再来年の開幕に間に合えばいいですよ、まだ若いんだから。

☆本日のおまけ その2

 日本のメディアのニュースには辟易させられるのはいつものことなのですが、特にスポーツ系でイライラするのはこういうニュース。

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160301-00010006-soccermzw-socc

「なでしこJがリオ五輪出場に直面する圧倒的不利なデータ 過去最終予選初戦黒星で突破率0%」

 絶対にわかっててやってるんだと思うんですけど、見る度に、本気で、憤りを感じます。私のブログのタイトル詐欺なんか可愛い方です。こんなのを「データ」って言えるのか?と。理解できない私の頭が悪いなら、それでいいんですけど。。。

 確かに5試合しかないリーグ戦での1戦の敗戦は、上位2チームに入るにおいて「不利」なのは間違いないです。それはどうやっても事実です。けれども、ねぇ?0%なんてたまたまにしかすぎませんでしょ?しかもさーサンプル数も少ない。。。サンプルが10,000とかあれば努力を認めるけどさ。

 統計学を勉強していないのか、タイトル詐欺なのかはわかりませんけれども。

 過去の大会の、他国の結果など、今とは全くシチュエーションが違いすぎて、今回の未来予測には「一切使えない結果論」です。今までサイコロを4回振って、1が1度も出ませんでした、さて、次にトランプ引く時にスペードが出る確率は、0%ですよ?って言われてるようなものです。ありえねー。

 せっかくデータを使うと標榜するなら、未来予測ができる内容を使うべきで、そうではないなら、突破率0%などと安易に言うのは避けるべきです。本当にこういう駄目な記事が多くてイライラします。そしてこれを安易に信じる人等いないと思いたいですが、そうではないのが悲しいところですね…。こうやって段々と日本で教育を受けると数字に弱い人が量産されていく訳です。

☆本日のおまけ その3

 併殺打って強打者の勲章だよね。強いゴロを打ててる証拠なんだから、恥じることはないと思います。足が遅いのかもだけど、強振する右打者なんてそんなもんだ!!!って開き直りも必要じゃないかなぁ。ぼてゴロはゲッツーにするの大変だし。