Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

拝啓ダン・ジョンソン様(ついでにシーズン終了)

大変久しぶりの更新になります。正直シーズン中なのに仕事とか仕事とか仕事とかそんなに忙しかった訳ではないけれど、結局放置してしまいましたね…。

今日のDS4戦目を3-4で落とし、BOSの大滑落でたなぼた的に(?) 転がり込んできたようなPOもこれで終了。オフに主力が大勢抜けたことを考えるとまぁ上出来なシーズンではなかったのではないでしょうか。

という訳で

ダン・ジョンソン様

まさかあなたがあのような劇的なホームランを放って下さるとは思いもしませんでした。あなたがいわゆるセプテンバーコールアップで上にあがって来た時も友人に言いました。あなたが優勝を決める本塁打を打つことなどあり得ない、と。しかし、狂喜を呼ぶ結末が待っていたのでございます。1点ビハインドの9回裏2死、カウント2-2。あなたが振りぬいたバットから放たれた打球はライトポールを直撃、起死回生の一打となっております。

この場をお借りして、深く御礼、及びお詫び申し上げます(土下座)。

とまぁ冗談は置いといて、このダン・ジョンソン、覚えていらっしゃるでしょうか。あの横浜で1年プレーしたあのジョンソンです。

MLBへは01年に7順目でOAKより指名、05年にMLBデビューをすると109試合434打席で15本塁打50四球、打率.275に対し出塁率.355、OPS.806。まるで同時期の左のユークのような成績を残しました。その後、不振等に見舞われ08年途中にTBへ移籍、09年には横浜ベイスターズへ。

そのベイスターズでは382打席で24本塁打52四球。.215の打率に対して.330の出塁率を記録。出塁率だけは不振だった村田修一をしのぐ成績を出しておりましたが、打率重視の日本のこと、外国人選手ということもあってあえなく契約解除、退団となってしまいました。

10年は古巣TBへマイナー契約でプレーすると、後半MLB昇格、140打席で7本塁打25四球、.198/.343/.414の好成績。つまり、選球眼を表すISODは脅威の.145(.100もあれば一流ですから、立派です)。ぺーなさんがFAで退団が濃厚だったために11年1Bのレギュラーとして期待をされる成績を残しました。

11年は予想通り当初1Bのレギュラーとして起用されておりましたが、1割ちょっとの打率ではいくら選球眼が良くとも、チームへの貢献は…。TBに熱病のように蔓延した打てない病の筆頭となり(もともと打率は良くはありませんでしたけど)、マイナー契約で獲得したコッチマンが(SEAではあんなに打てなかったのに)大爆発してたこともあり、マイナー降格。9月に再昇格すると上記のような「美味しいところ持っていきやがって」なことをやってのけたのです。

来年爆発したコッチマンを残留させられる程TBにお金はないでしょう。ましてや高額なFA選手を獲得することも難しいでしょう。安価で働けるダン・ジョンソンの活躍は必ずや必要となるでしょう。願わくば10年の成績を通年通して維持して頂けると、Longoの援護砲として十分すぎる選手となって頂けるでしょう(主砲、援護砲についての話はまた後日…)。

 

 さて、ダン・ジョンソン様の奇跡の一発等もあり、TEXとのDSに臨んだTBですが、初戦こそムーアの好投、ショパックのまさかの2発等で快勝しましたが、それ以降は接戦をものにできず3連敗で敗戦になってしまいました。

 今回は詳しい分析等は行いませんが、3戦で16失点、4戦では13本の本塁打が飛び出す展開で、TBとしてはシーズン中のような戦い方ができなかったろうことは想像に難くありません。まぁもっともシーズンの対戦成績は9戦4勝5敗で4勝のうち2勝はシールズが深いイニングまで投げたもので、それ以外の先発陣は満遍なく負けが付いておりました。また、シールズも中3日の先発で、ここで負けたのは痛かったですね。

 

TBの皆様、長いシーズンお疲れ様でした。来年はもっと期待したいと思います。(どーせBOSとNYYが復活、ALEを蹂躙していくんでしょうけど…)