Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

All Time All Star

 試みに、TBのオールタイムオールスターを作ってみようと戯れに思い、思い立ったが吉日の私はそれを実行してしまった。。。結果はあとで表示するも、見るも無惨な物ができあがった。TBは98年にMLBに参加した新参チーム。しかも08年まで10年間で9度の地区最下位。いわゆる「銀行」とか「貯金箱」とか「Door Mat」とか、同じくスポナビブロガーの「SPORTING HOUSE」さんの言葉を借りれば「地底王者」とかって言われるチームをやってきて、3度の三桁敗戦を含め積み上げた敗戦は972。わずか102年でPHIが達成した通算10000敗にたどり着く計算。。。(PHIは1883年~2007年の125年間で達成)

 そんなチームに誇れる程のスーパースターがたくさんいるわけがない。(まぁだからこそ私程度でも作れると思ったのですが。)わかりやすい指標で見ると、いわゆる永久欠番。NYYなんて一桁番号、もうつけられないですよね。TBでは42。これは全球団共通のジャッキー・ロビンソン。12。ウェイド・ボッグス。現在のTBっぽさが溢れる、高出塁率好守の中距離打者で安打製造機。4年連続200安打&100四球を達成した出塁マシーン。チーム史上初の本塁打を放ってくれた方で、殿堂入りもしてます。だけど…そう。TBにいたのは98年99年の晩年2年間だけ。当然、最多安打とかそういうタイトルにも絡まなかった訳で。。。以上。それだけ。

そんなチームでオールタイムオールスターを作ってもたかがしれてるので、当然08年以降のメンバーが増えるのではないかとなるわけですよ。

 と言う訳で、作って行くことにします。必要な条件。○○年の誰々、と言う感じで選んで行き、最終的に25人のロースター(野手13人、投手12人)を作ります。また、例えば08年岩村、09年岩村、のように同一人物を複数回選ぶのも当然無しにします。2012年考慮に入れません。(だからScottは候補者にはなりません)

 ちなみに、もしコイツがなぜ入ってない?とかコイツのここが好きなんだーと言う意見はどしどし受け付けますので、理由と成績を添えて申し出てくれるとありがたいです。完全に私の主観ですが、見落としとかもあり得ますので。これをベースによりよい物ができたら良いと思っています。

 まずは、監督選びから。

 候補者:ラリー・ロスチャイルド、ハル・マクレールー・ピネラジョー・マドン

 えぇ。議論の余地はありません。2度の最優秀監督を獲得した親父殿に決まってるじゃないですか。よろしくお願い致します。マドン監督。年度は08年で良いでしょう。インパクトありましたからね。。。

 次、キャッチャー。…困った。知らない。。。とりあえず検索。

 候補者:Toby Hall、John Jaso、John Flaherty、Mike DiFelice、Dionar Navarro、Kelly Shoppach

 これはWARの上位順なんですけどね。Shoppachが出てきちゃったところで諦めました。まともなCがいねぇなぁ。。。まともにレギュラーがいないのですね。。。

 そんなこんなでとりあえずレギュラーはナバーロにします。08年に地味に3割弱を打っていたのは忘れません。控えにはJaso(10年)、Hall(03年)ですかね。。。本当にまともな捕手がいないですね。毎年のように捕手が替わっているのはTBの弱点の一つですね。

 Navarro08年 (.295/.349/.407 7HR0SB)

 Hall03年 (.253/.295/.380 12HR 0SB)

 Jaso10年 (.263/.372/.378 5HR1SB)

 なんか早くも暗雲が立ちこめる様な気が。。。さっさと次に行きましょう。1B。

 候補者:McGriff、Pena、Wigginton、Kotchman、Huff…

 もう泣きたい。。。はい、決まりです。ぺーな先生。当然07年。控えにはMcGriffをDH要員を兼ねて入って頂きます。

 Pena07年 (.282/.411/.627 46HR1SB)

 McGriff99年 (.310/.405/.552 32HR1SB)

 次、2B。

 候補者:Zob、Sean Rodriguez、Aki Iwamura…

 …帰って良いですか?09年Zobしかいないですよね?マジで。まともな2Bが。少なくともチームの伝説に名を残すのならば。

 Zobrist09年 (.297/.405/.543 27HR17SB)

 はい、次。3B。

 候補者:Longoria、Boggs、Huff、Wigginton、Aki…

 今度はようやく「まとも」な選手が見れそうです。球団の新旧スター選手の共演って感じで誰を選んで良いか迷っちゃいますね♪特に最初の3人。これぞAll Time All Star♪とは言え、ここは「新」の方を選びたいです。Longoで良いでしょう。年は迷ったのですが09年が良いかなぁ。Boggsはちょっとさすがに衰えが見えるし、Huffは外野での選出を期待します。

 Longoria09年 (.281/.364/.526 33HR9SB)

 ちょっと気分が良くなったところで内野の最後、SSを探しましょう。

 候補者:Bartlett、Lugo、しょーん…

 パッと思いつくのがバートレットとルーゴしかいないなぁと思ったら、案の定。。。安定の(?)ルーゴか一瞬の花火だったバートレットか、迷うところですが、09年謎の爆発を見せたバートレットですかね。ルーゴは内野全体の控えとして入れましょう。

 Bartlett09年 (.320/.389/.490 14HR30SB)

 Lugo05年 (.295/.362/.402 6HR39SB)

 さて、LF。ここは決まりでしょうとも思いつつ、一応探してみます。隠れたパワーヒッターが…いないだろうなぁ

 候補者:Crawford、Vaughan、Jennings、Trammell

 まぁVaughanや新鋭Jenningsが対抗馬としておりますが、まぁここはCrawfordさんで決まりでしょう。問題の年度なのですが、CrawfordのCrawfordらしい06年を採用したいと思います。

 Crawford06年 (.305/.355/.466 18HR58SB)

 続いてCF。ここはなんとしてもあの才能を小学生のお小遣いのごとく無駄遣いしてる様なチョビ髭を阻止したいところ。

 候補者:BJ、Baldelli

 駄目でした。BJしかいません。これが歴史の浅さというものでしょう。Baldelliも是非入れてあげたいところなのですが、いかんせん怪我や病気でフルシーズンを戦い切れてないのが。。。BJは24本塁打を放った07年。

 Upton07年 (.300/.386/.508 24HR22SB)

 最後にRFを見ましょう。

 候補者:Huff、Joyce、Gross、Canseco

 と言う訳で、Huffをここで起用し、DH要員という意味も含めてCansecoもここで入れてあげたいと思います。実際CansecoはRFで出場してますので。Zobさんが先に出てきてしまうのもどうかと思うのですが。。。

 Canseco99年 (.279/.369/.563 34HR3SB)

 Huff03年 (.311/.367/.555 34HR2SB)

 という訳で野手の選択が終わりました。続いて投手ですが、先発5人、中継ぎ7人の計12名を選択したいと思います。…って言ってもTBの投手陣ってなぁ。。。

 先に先発から見ていきます。

 候補者:Kazmier、Shields、Price、Garza、Niemann、Sonnanstine、Jackson、Davis、Herrickson、Hendrickson、Arrojo

 これくらいで良いでしょうか。もうこれ以上やってもまともに成績残した方いらっしゃらないので。まず、カズミアーは決まり。晩年はあれでしたが、チーム史上初のタイトル(奪三振)取ってますからね。弱小時代の不動のエースです。それから去年のShields、Priceも入れて良いでしょう。彼らもこの歴史の浅いチームに残るエースです。また、ガーザは残したいです。彼は目立たなかったですけど、チーム初ノーヒッターという事で。で、4人が決まり。困るのは残り一人ですね。。。

 正直01年からTBのファンを始めたのですが、当時は今みたいに英語を読めるわけでもなく、小遣いも限られ、しかもMLBの選手なんて野茂やイチローくらいしかいない頃。TB等という弩マイナーなチームの情報なんてそうそう入ってくるでもない。。。04年以降若きエースとして君臨し続けたKazさん以外のイメージがないのです。。。HendricksonやArrojoとか全然印象にない。。。しかもWARで見ると5位はニーマン。。。ありゃりゃ。投手が壊滅状態だった07年以前のTBのひどさが目に見えますね。

 という訳ですごく悩むところなのですが、09年のニーマンを選択させてください。そもそもシーズンで見て二桁勝利をできてた投手ってTBにはまともにはいませんしね。

 Kazmier07年 (13-9-0 206.2IP 239K ERA3.48)

 Shields11年 (16-12-0 249.1IP 225K ERA2.82)

 Price11年 (12-13-0 224.1IP 218K ERA3.49)

 Garza10年 (15-10-1 204.2IP 150K ERA3.91)

 Niemann09年 (13-6-0 180.2IP 125K ERA3.94)

 最後です。リリーフ。クローザーとかセットアッパーとかそう言うの抜きにしてすごかった投手を挙げていきましょう。候補者はちょっと多すぎるのでまずは絶対に確定させたい人から入れて行きます。

 【問答無用で確定】Rafael Soriano Joaquin Benoit Grant Balfour

 まずこの三名。TB史上初の最多セーブをマークした、Soriano。NYYに移籍してからはイマイチな感じですが、TBでの10年は間違いなく彼のキャリアハイ。問答無用で確定です。

 次にBenoit。読み方が相変わらずわかりません。現地ではベノワー(「わ」にアクセント)とか言ってますが、英語読みだとベノイトだし、ベノワだとフランス人っぽいし。彼の10年もやはり異常とも取れる好成績。彼を入れておいて誰も文句は言わないと思います。

 そして豪州の藤川球児ことBalfour。個人の感情が入りまくりなのですが、速球で三振をガンガン取る、現代ではほとんど見ることができなくなったまさしく豪腕リリーバーです。個人的にはかなり過小評価されてる選手だと思っています。TB在籍中に203試合に投げ奪三振率10.37、HR/FB5.6%と三振が奪え、本塁打を打たせませんでした。彼はベストのERA1.54を残した08年。

 【入れても…まぁな選手】J.P.Howell Roberto Helnandez Al Reyes Joel Peralta Dan Wheeler Randy Choate

 ここで人数が飽和します。TB史上通算最多セーブ記録(101)を持っているRoberto Helnandez、08年優勝の立役者とも言うべきJP、11年のブルペンの柱となったPeralta、クローザー代行もしてたWheeler、リーグ最多登板のチョーテ、そして低迷期のTBで三振を取りまくったクローザーReyes。枠は4人ですので2人を切る必要があるでしょう。まずここで絶対に入れたいのはRoberto Hernandez。43セーブを稼いだ01年。三振もほどほど取ってますし、内容は悪く無いものがあります。それ以上にやはり球団記録を持っていると言うインパクトを買います。そして、思い出でもあり、やっぱり三振が取れたクローザー、Al Rayes防御率は悪いのですが、内容はそこまで悪く無いので採用です。

 残りはJP、Peralta、Wheeler、チョーテと(ほとんど)現代の選手達。この中で見るとJP>Wheelerという感じがします。また、Peralta>Wheelerと考えるとPeraltaが落選、チョーテとJPを比べるとやはりJPが上かとも思いますので、この中からの採用はJP、Peraltaとします。

【救援】

 Soriano10年 (64G 3-2-45 62.1IP 57K ERA1.73)

 Benoit10年 (63G 1-2-1 60.1IP 75K ERA1.34)

 Balfour08年 (51G 6-2-4 58.1IP 82K ERA1.54)

 Helnandez99年 (72G 2-3-43 73.1IP 69K ERA3.07)

 Reyes03年 (61G 2-4-26 60.2IP 70K ERA4.90)

 Howell08年 (64G 6-1-3 89.1IP 92K ERA2.22)

 Peralta11年 (71G 3-4-6 67.2IP 61K ERA2.93)

 さて、長いことおつきあい頂きましてありがとうございます。ではまとめて見ましょう。

【野手】

 Navarro08年 (.295/.349/.407 7HR0SB)

 Hall03年 (.253/.295/.380 12HR 0SB)

 Jaso10年 (.263/.372/.378 5HR1SB)

 Pena07年 (.282/.411/.627 46HR1SB)

 McGriff99年 (.310/.405/.552 32HR1SB)

 Zobrist09年 (.297/.405/.543 27HR17SB)

 Longoria09年 (.281/.364/.526 33HR9SB)

 Bartlett09年 (.320/.389/.490 14HR30SB)

 Lugo05年 (.295/.362/.402 6HR39SB)

 Crawford06年 (.305/.355/.466 18HR58SB)

 Upton07年 (.300/.386/.508 24HR22SB)

 Canseco99年 (.279/.369/.563 34HR3SB)

 Huff03年 (.311/.367/.555 34HR2SB)

【投手】

 Kazmier07年 (13-9-0 206.2IP 239K ERA3.48)

 Shields11年 (16-12-0 249.1IP 225K ERA2.82)

 Price11年 (12-13-0 224.1IP 218K ERA3.49)

 Garza10年 (15-10-1 204.2IP 150K ERA3.91)

 Niemann09年 (13-6-0 180.2IP 125K ERA3.94)

 Soriano10年 (64G 3-2-45 62.1IP 57K ERA1.73)

 Benoit10年 (63G 1-2-1 60.1IP 75K ERA1.34)

 Balfour08年 (51G 6-2-4 58.1IP 82K ERA1.54)

 Helnandez99年 (72G 2-3-43 73.1IP 69K ERA3.07)

 Reyes03年 (61G 2-4-26 60.2IP 70K ERA4.90)

 Howell08年 (64G 6-1-3 89.1IP 92K ERA2.22)

 Peralta11年 (71G 3-4-6 67.2IP 61K ERA2.93)

 と言うような感じです。具体的にオーダーを組んでみるとこういう感じか。。。

Bartlet  (.320/.389/.490 14HR30SB)

Crawford (.305/.355/.466 18HR58SB)

Pena   (.282/.411/.627 46HR1SB)

McGriff  (.310/.405/.552 32HR1SB)

Longo   (.281/.364/.526 33HR9SB)

Canseco  (.279/.369/.563 34HR3SB)

Zob    (.297/.405/.543 27HR17SB)

BJ    (.300/.386/.508 24HR22SB)

Navaro  (.295/.349/.407 7HR0SB)

 強いは強いのですが。。。確かに普通にいればリーグ優勝くらいはできそうなメンツ。だけど問題は他のAll Time All Starには勝てそうにないところ。。。だってZobさんやBJ、Navarroがレギュラーじゃ。。。

 とまぁグチグチ言いつつこれから作られるはずのTBの伝説を楽しみにしようと思います。

 あ、先ほども言いましたが、コイツが抜けてて良いのか?とかコイツには熱い思い出があるとかそういうもの大歓迎ですので、教えてください。