Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

まさかの3発。兄貴確変突入中♪

 いやぁ快勝でした。BJ兄貴は初回の第一打席、4回の第三打席、6回の第四打席でHR。1試合三発だなんて。TBもようやくこれで20発打者が出現(遅いって)。ムラッ気のBJ兄貴ですがようやく今年の確変シーズンが入って来ました。Shieldsも今シーズン最高の出来でしょう。9イニングを2安打無四球8奪三振完封。強力TEX打線をわずか101球での完封劇でした。どんどんストライクが取れる日はこういうことができます。今年は裏年とは言え、これで14勝目(8敗)。信頼できるエースとはこういう物ですね。あとは売り時に気をつけて(笑)

 BJ兄貴についてちょっと成績を確認してみましょう。ここまで(昨日まで)123試合530打席に出場。

 .252/.305/.429 18HR29SB 62R63RBI BB%7.4% K%27.0% 2.7WARとなっております。

 まぁ得点は後ろも関係してきますがやや低調なのを除き、まぁまぁいつも通りの成績を挙げています。三振率がキャリアワーストの27%なのは気になりますが、大体毎年25%前後である事を考えると誤差の範囲か。むしろ同じくキャリアワーストのBB%7.4%が気になりますね。毎年10%前後の数字で思わぬ高出塁率だった選手なのですが3%程下降。そのため出塁率は.305と例年.330を超えてくる数字が低いものになってしまっています。

 HRは通常通りですが、この後述べるところでおもしろい事がわかります。WARはこんなもんでしょう。外野手としては立派な数字でしょう。今年FA。できればCOLとかCINとかの打者有利のチームに移籍してよりハイレベルな数字を残して欲しいですねー。盗塁は44→42→42→36と推移してきて現在29。怪我もあって出塁が少ないのでこんなもんでしょう。しかしCSは6なので盗塁成功率は82.9%と一つの目安である80%はクリア。このまま行けばキャリアハイの盗塁成功率になる可能性もあります。

 BJ兄貴(ちなみにチーム最古参…)についてより詳しく見ていきましょう。今日で21HRと3度目の20HRクリアです。8月以来やたら打ってるなぁとしばらく前のアップでも書きましたがやっぱり異常ですね。ちょっと成績を精査してみます。

  G PA H HR SB CS RBI

APR 9 36 12 1 1 0 8

MAY 27 116 26 3 10 1 8

JUN 27 120 21 1 3 2 9

JUL 25 114 25 4 5 2 13

AUG 28 118 28 7 6 1 22

SEP 8 31 11 5 4 0 6

 (本日の結果を反映致しました)

 これを見るととても素敵な事がわかりますね。何がってHR数。4月は故障もあって9試合の出場にとどまりましたが5-7月のLongo離脱時期は一緒に不調。3ヶ月で8本塁打と本当に不安になる成績。。。RBIも30と不調っぷりを表しています。そして8月は一気に7本と年間40本ペースで打ちまくり、9月に入って8試合で既に5HR。年間101本ペースに相当するフィーバータイムに突入中です。試合数が一定ではないので一概に比較は難しいですが少なくとも8月9月の好調っぷりがわかる内容となっています。

  AVE OBP SLG OPS BB% K%

APR 0.387 0.389 0.548 0.937 2.8% 16.7%

MAY 0.250 0.313 0.394 0.707 8.6% 27.6%

JUN 0.194 0.261 0.278 0.539 8.3% 27.5%

JUL 0.248 0.316 0.396 0.712 9.6% 26.3%

AUG 0.255 0.278 0.545 0.823 3.4% 30.5%

SEP 0.407 0.451 1.037 1.488 9.7% 22.6%

 そして乗算システムで見てみるとそれ以上の「おもしろい」事実が浮かび上がってきます。まぁ今回4月8月9月の長打率は一旦無視してください(って言われると見ちゃうでしょ?)。OPSも9月はなんか訳わからん数字が出ていますがこれも無視。問題はBB%です。好調の4月8月はそれぞれ2.8%、3.4%と低調で、5-7月はいずれも8.3%以上です。これには2つの解釈ができると思います。

 一つ目は早打ち、四死球の少なさを指摘され、修正しようとじっくり球を見ていった結果BB%を上昇させる事は成功したもののそれ以外の面で不調に陥ってしまった、という解釈。

 もう一つは自身が不調である事を意識し、それでもチームに貢献するために、自らボールをじっくり見ていくようになった、と言う解釈。

 鶏と卵論かもしれませんがもしBJ自身が考えて不調の間、しっかりとボールを見ていたとするのであれば非常に嬉しく思います。BJ、大人になったのね…涙 となる訳です(笑)

 とにかく、彼がおもしろいのは好調→四死球が少ない、不調→四死球が多いという事実が今シーズンは言える事です。これはこれで悪い事ではないです。どっちのBJが好みかって言われたら私は間違いなく超早打ちで好球必打で打ちまくるBJです。まぁTBには合わないので、大好きな選手ながら他チームでどうぞ、って思いますが。

 とにかくこの確変を10月まで続けてくれればPO進出、そして勝ち上がりが見えてくると思います。頑張れBJ。