Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

マニー 台湾でサイになる

 ちょっとご無沙汰をしております。いや、別に何があった訳ではなく、やたらめったらと忙しい平日&休日を過ごしている関係でこういった物書きができなくなっちゃってて。それに、物書き、という意味では、他に書きたいもののネタも探さなきゃですし。

 本当はいろいろ書きたいんです。没になったネタとしては「TBの今年の得点力を計算する(マイナーからの選手の得点力がわからず大幅にマイナス)」「レジナットはタンパの☆だから(ブラジルもう負けちゃったし)」等々あるのですが、まぁ置いといて。

 ちょっとこれも古いネタになるのですが、自由奔放天真爛漫を意味する英語の故事(嘘)「Manny being Manny」のもとになった人物として知られるManny Ramirezが台湾リーグの義大ライノスと正式に加入した、とのことです。

 月給が$25,000とMLB時代からすると極端に安い値段ではあるものの、まだまだプレーがしたい様です。

 そして、発言したのがこんな話。「お金や契約のことは考えない。自分自身やファンにとってとても素晴らしい機会だ。」これ、どこかで聞いたことがあるかもしれません。それは2011年2月頭のこと。当時長距離砲がいなかったTampa Bay Raysなるチームにわずか$2,000,000という格安の年俸で加入した時の発言。。。「俺はもう十分金は稼いだ。ただこの競技を愛しているんだ。金は問題じゃない、金だけだったらもっと良いオファーがあった。ただここなら自分がもっとできることを証明できるチャンスがある。」

 ぅん。そっくりです。その競技を愛してた結果はというと17回も打席に立ち、日本のエースまで務めたウエハラという投手から安打を放つなど、打率0割5分9厘、1打点の大活躍。翌年、同球団に入団したWBCで優勝確率100%を誇る日本を代表する長距離砲マツイにちょっとだけ及ばない成績でした。そして2度目のドラッグスクリーニングに引っかかって(本当は引っかかったのはSTだけど)100試合の出場停止を命じられるとさっさと引退してしまいましたね。その後はOAKでマイナー契約を結ぶものの昇格はできず、今季は契約先が無いまま、引退かとも思われていました。

 さて、台湾リーグはWBCでの活躍もあり、ようやく八百長で離れたファンが戻りつつある土壌です。もともと野球好きが多い国ですから、Manny自身はよほどが無ければ楽しい野球ができると思いますが、不安なのは彼が通用するのか、ということ。確かにAAAでは69打席で14打点、4四球など.302/.348/.349というまずまずの成績を残しはしましたが、長打が全然出ません。彼には足や守備といったツールは持ってても使い方を知らないだけに、パワーナンバーの低下は不安ですね…いったいどうなるでしょうか。割と楽しみに見守っていてあげたいな、と思います。

 今日はそんなところで。