Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

TBの近況についてのコメントと告知

 ご無沙汰をしております。なんだかんだで異動してからは春夏は割と時間はあっても秋冬は忙しいという状況が続いております。おかげで楽しみにしていたストーブリーグは追いかけてはいるものの、記事に起こすことはなかなかできてません。まとめて文章にするにはなかなかに気力がいるものです。楽しみにしていた方々、大変申し訳なく思います。暇と気力が出来たらアップする予定です。

 また、週末も忙しくしております。ちょうど秋は所属しているフラッグフットボールのリーグがあり、試合したりサポートしたり練習したりであちこちに動いているうえに、私自身が副代表なんて偉そうなポジションについている国際野球支援団体Baseball Bridge(リンク:http://baseball-bridge.org/)の活動にもいそしんでおりました。こちらでは来年2月に再びフランスでプレーしていた池永大輔さんをお呼びしてトークライブを開催予定です。できるだけ多くの皆様のご参加をお待ちしております。

 さらにこのBaseball Bridgeでは国際野球啓蒙の一環としてブログを利用したブロマガの掲載を開始しました。現時点では記事の無料配信を行っております。MLBに興味がある方にも楽しんでもらえるような内容になっております。また、私も記事を投稿しております。(リンク:http://baseballbridge.blog.fc2.com/blog-entry-19.html)

 いつもとは語り口が違っていますが、分析はいつものとおり。内容としてはオランダ代表で今年までマイナーリーグでリリーバーを務め、さらにソフトバンクに練習生として来日した巨漢投手、Loek Van Milについての記事となっております。是非ご一読いただければと思っております。もっともソフトバンクは大量の外国人選手を獲得した関係上Van Milを雇うことは難しそうですが。。。今後も月一程度で選手の分析をしていく予定です。基本線は代表の国の紹介に合わせて欧州出身の野球選手の紹介になるかと思います。

 という訳でさらっとTBの動きを見てみましょう。情報系ブログではないのですが、まぁたまには。

・Loneyと3年$21Mで契約

…一体どこにそんな埋蔵金があったのだと聞きたくなるほどの契約額。最近の契約額インフレに乗っかった形になっています。内野の守備強化にはつながりました。TBが掘り出した野手として再契約したのはほとんどPena以来。過去のKotchmanやKeppingerは追いかけませんでしたが、やはりイニシャルがKよりはLの方が良いのでしょうか(嘘)。

 個人的にはより破壊力を求めてYoukilisやMorneau辺りを獲得してほしかったのですが。なお、周囲では.326と大幅に上昇したBABIPの関係で来季以降の成績の下落を心配する声が多数あります。何を隠そう私もその一人なのですが、ここにからくりがあります。実は今年のLoneyのxBABIP、つまりLD%、GB%、FB%から求められる疑似BABIPは.366と非常に高率であり、現時点で.040の「不運」に見舞われていることになります。扱い的には.300のBABIPが期待できるところを.260程度だったのと一緒です。今年はLD%の上昇がその肝だっただけに、来年もそれを維持できるか、が焦点になりそうです。

・Hanigan &Bellを三角トレードで獲得

…まずはBellの方。一応これでクローザーの目途が着きました。Rodneyは年俸の関係もあって再契約は無いでしょう。Ballは…まぁ程々にやってくれれば良いと思います。

 問題はHaniganの方。トレード直後に3年$10.75Mという金額で契約延長しておりますが、そのちょっと前にMolinaおぢさんを2年$4.5Mで再契約しています。二人とも守備重視強肩で頑丈(怪我が少ない)なベテラン捕手。控えとしてチームには是非いてほしい人材ではあるのですが、合計2人、しかもLobatonがいる中でそういうのは過剰戦力です。3枚目の捕手にしてはどちらも高額と言えます。不可解にも思えますが、おそらくどちらか(もしくはLobaton)がPriceとパッケージでの移籍になるでしょう。良いCが欲しいTEXなんかはその好ターゲットになりそうです。貧乏なTBには高額な二人でも裕福なチームにはどちらかというとお買い得感のある契約ですし。

・Molinaと2年$4.5Mで契約

…今年もW-Joseとして鉄壁の投手陣を支えてくれました。とても好きな選手なので残ってくれて嬉しく思います。さて、捕手は誰がトレードされていくのか…。

・DeJesusと2年$10.5M

…これでもってもうDH候補との契約はしないとのことです。外野はどこでも守れる左打ちは貴重な戦力です。また、以前分析したように打率の割に高い出塁率を誇りますので、フリードマンやマドンの好みに合致します。問題は左対左を極度に嫌うマドンの親父がJoyce、DeJesus、Loneyと左打者をきちんと使いこなせるのか、という問題でしょう。

・全米1位指名/最高額ユーティリティーが膝負傷で開幕絶望に

…Tim Beckhamはまたやってくれました。正直TBのチーム内でもそこまでの期待値は有りませんからもう好きにしてくれって感じです。しかもトレードバリューもイマイチですから。。。

・Scott次長、韓国へ

…Luke Scottが韓国のSK Wyvernsと契約しました。TBでの2年間、ありがとうございます。期待したほどは打ってくれなかったけど…。量産型Adam Dunnの長期の活躍は難しそうです。やっぱりプロトタイプじゃなきゃ…(笑)

・巨人がLeslie Andersonを獲得か?

…AAAでLF/1Bを守っていた選手で、TBの次期1B候補だったキューバ出身の選手です。パワーはそこそこありますが選球眼がなく、ここ3年半程AAAで足踏み状態でした。巨人はボウカーの代役とのことですが、確かに1Bも守れて外野も守れる左打者は良い補強の様な気がします。打者有利なセントラル・リーグ移籍は面白い結果を残せるかもしれません。ただ三振が多く、打率も高くないですから我慢して使ってもらえるかどうか。。。

・Priceはどこへ行く?

マー君が決まらない限り決まらない感じでしょうか。実は私はPriceのトレードには反対。彼は来年こそがモンスターイヤーを迎えるはずです。というのも運要素によって隔年投手となっていますが、彼自身の実力は上昇中。ちょうど投手としても脂がのってる頃で、とんでもない成績を残しても不思議ではありません。

 とはいえチーム内では放出は既定路線。Loneyとも大型契約(TB基準)しちゃったし、一緒に放出する捕手も獲得済み。着々と外堀を埋めていってる感じがします。ついでにLoneyもパッケージで放出、なんてのもあったら面白いです。

 トレード相手先はどこになるでしょうか。ここに関しては色々言われておりますが、投手が欲しいだけではなく(ベテラン守備型)捕手も欲しいチームと限定してみればおのずと候補が限られてくるのではないでしょうか。

 …ついでにマー君も獲得してPrice&マー君&Haniganなんてパッケージでトレードなんて、どぉ?(笑)