告知~Baseball Bridge presentsスペシャルトークライブ池永大輔×田中亮多 2014~と今年のTB
先のアップにもありました通り、私が副代表をつとめる国際野球支援団体Baseball Bridgeで行うトークライブの概要について発表いたします。海外の野球に興味がある方にとっては非常に興味深い内容になっているかと思います。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。
なお、参加をご希望される方は私(seriseri_tb☆yahoo.co.jp ☆を@へ変換)までご連絡くだされば優先的にお席をご準備させていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
【タイトル】Baseball Bridge presents スペシャルトークライブ 池永大輔×田中亮多 2014
【日 時】2月1日(土) 17時30分開場 18時開演
【場 所】東京都墨田区立川3-7-11 都営新宿線「菊川駅」徒歩6分
【出 演】池永大輔、田中亮多
【料 金】2000円
今回のトークライブには、昨年の第1回に引き続き、フランス2部のシャトーレ・フレンチカブスで選手兼任監督を務める、池永大輔さんをお迎えします。
テーマは「オリンピックと野球」
昨年、2020年の東京五輪開催が決定し、日本中が歓喜に沸いた一方で、残念ながら「野球・ソフトボール」は実施競技入りを逃してしまいました。
今後、野球がオリンピックとどのように向き合っていくべきか、選手の立場と支援者の立場、双方から議論します。
当日はスタッフが会場へと誘導いたします。
また、イベント終了後は、別会場にて出演者と参加者による懇親会の開催を予定しております。当日の飛び入りも歓迎いたしますが、事前にご連絡いただければ幸いです。お仲間とお誘いあわせのうえ、会場に是非遊びに来て下さい!沢山の方々のご参加を、心からお待ちしております。
【お問い合わせ先】info@baseball-bridge.org
–出演者略歴–
○池永大輔
1980年7月17日生まれ、東京都出身(33歳)
ジャパン・サムライ・ベアーズ(米、2005)
マインツ・アスレチックス(独、2006・2010)
ロングビーチ・アーマダ(米、2007)
新潟アルビレックスBC(日、2008)
サーファーズ・パラダイスBC(豪、2008-09)
サヴィニー・ライオンズ(仏、2011-12)
シャルトル・フレンチカブス(仏、2013-)
2012年ヨーロッパ選手権フランス代表コーチ
○田中亮多
1988年1月10日生まれ、千葉県出身(26歳)
千葉県立小金高~早稲田大スポーツ科学部
小学校3年まで、イギリス・クロイドンで過ごす。
中学時代は内野手・外野手としてプレー。
2009年WBCにおけるオランダの戦いに衝撃を受け、ヨーロッパ野球の世界に没頭する。
ブログ「欧州野球狂の詩」「欧州野球狂の詩(Ver.スポーツナビ)」管理人
国際野球支援団体ベースボールブリッジ代表
【公式HP】http://baseball-bridge.org/
【公式ブログ】http://baseballbridge.blog.fc2.com/
さて、TBですが、大きな動きはありません。もとより今季の布陣自体はBellを獲得し、Loney、DeJesusと再契約したことにより大筋は固まっておりました。昨季同様、PO進出をうかがえるチームになったかと思います。
また、細かい動きですがNiemann、Fuldとマイナーで契約しました。Niemannはキャリアも十分あり、復活すれば先発陣の中でも心強い戦力となります。Fuldは外野のバックアップ及び代走守備要員としてKiemaierやGuyerらと競合することになるでしょう。TBでは大きな人気を誇る選手ですのでこれまた地味ながらも良い動きでしょう。
とりあえず今季の布陣を確認してみましょう。
まず先発ローテーションですが、Priceが残ったことにより、キャリアの浅いチームの中で大きな柱となります。2-3番手にCobb、Mooreが入り、Archerを4番手、Hellicksonを5番手での起用が可能となります。バックアップにOdorizziやNiemannが入る形となるでしょう。私の期待は何と言ってもCobbです。昨年はTOR戦での不幸な怪我がありましたが、三振の取れるゴロ系投手は機能すれば非常に強力な存在です。来季以降の大黒柱になれるよう、今年はまずは規定投球回数のクリアが目標になるでしょう。逆に不安がいっぱいなのがHellickson。昨年はとうとう化けの皮がはがれた様なスタッツですが、一方で奪三振率と与四球率は成長を続け、キャリアハイを記録し、それなりの投球の質を確保できていました。今年はさらなる成長が求められるシーズンですが、それをチーム事情が待てるかどうか。また一気に不運に傾けば今後どうなるか、すらわかりません。
リリーバーはクローザーにBellが入るのは間違いないでしょう。クローザーとして不安視するファンも多いかとは思いますが、クローザーは正直程々で構いません。正直去年のRodneyやBALのJohnsonの様に失敗が多くても2-3点差開いた最後の1イニングを通年食ってくれれば全く問題は無いのです。その代りに鍵になるのがセットアッパーをはじめとする中継ぎ陣。こちらはTBは剛球左腕McGeeと松脂Peraltaが左右の両輪を務め、さらにRamosとTorresの両奪三振系左腕が控えています。左腕が多いのにいわゆるシチュエーショナルレフティがいない、右で信頼できる中継ぎがPeralta以外いない、などと言った贅沢な悩みを抱えていると言えるほどの布陣です。Oviedo(旧Nunez)が復帰すればさらに心強いでしょう。
このように投手力は例年通り(と言えるようになったのが隔世の感だ…)非常に強力なメンバーが揃っていると言え、怪我が頻発さえしなければ安定した戦いを展開できそうです。何と言ってもPriceが残ったのは本当に大きな戦力の上積みで、しかも今年は彼の表年になるはずの年です。是非、怪物級の成績を残してほしいな、と思います。それを手土産にLADへでもNYYへでもBOSへでも旅立ってください。
一方の野手は不安がたっぷりです。もっとも内野は安泰です。Loneyの成績下降がやや不安ですがそれも前回の記事で無理矢理こじつけて成績上昇を期待する様な事を書いてみました。それ以外は怪我が不安、と言った程度ですね。Zob、Longoのコンビが今年も機能すると良いな、と。
問題は捕手と外野(+DH)です。捕手は明らかに人員過剰でしょう。本来はLobatonが独り立ちをすべきなのですがそれもままならない現状ですし、そもそも彼は右打席で弱すぎるので右打ちの捕手は1人は控えでほしいところです。そういった意味で過去2年間のMolinaとのコンビは非常に良い物がありました。そこへ今年はHaniganまで確保です。彼も非常に良い捕手なのですが…。おそらくPriceとセットでトレードをするつもりだったのが当てが外れた格好になってしまったのでしょう。シーズン前にでもひょっとしたら誰かがトレードされていくでしょう。どうもLobatonの可能性が高い様ですが、私は正直皆、トレード候補になり得ると思っています。
TBの野手にしては珍しく人員過剰な捕手と違い、人員不足とも言える状況なのが外野手です。パッと見はそれなりの人員です。DeJesus、Joyce、Jennings、Myersというメンバーは決して悪いメンバーではありません。しかし、最大の問題はDeJesusとJoyceが左打者であることです。左対左を極端に嫌うMaddon監督の下でプレーする上で、対左の成績が悪い左打者には必ずバックアップで右打者が必要になります。そのバックアップ要員が非常に貧弱なのが問題です。しょーん君とがいやー外野手なのですが、どちらもいわゆるAAAA選手で正直今一つ信頼度は高くないのが現状です。逆に右投手時にはCFにDeJesusが入り、LFにJoyceということも考えられるのですが、その場合またしてもDHが足りない、などという状況になっているのです。
さらにMyersに関しては昨年があまりにも良すぎました。正直昨年は通年AAAで修行でも構わないと思っておりましたので半年とはいえMLBでやったことが意外でした。確かにPO進出の大きな原動力にはなったのですが…。
今年は彼に関しては大きく成績が下降するでしょう。ざっと計算しただけなのですが、.225/.296/.417(OPS.713)、25HR、wOBA.311という平凡極まりない成績が予想されてしまいました。
期待の外野手が非常に平凡な成績で、他の外野手の信頼感が足りないために非常に不安なシーズンを過ごすことになるかと思います。捕手のトレード相手として、高望みなのはわかるのですが守備は悪くても良いからそれなりに打てる右の外野手が欲しいなぁと思う今日この頃でした。
もっとも、NYYやTORが非常に厳しそうなシーズンになりそうですし、BALもどこまで投手陣が踏ん張れるかわかりません。BOSも昨年はさすがにできすぎでしたから、そろそろTBが勝負をかけてもいいのかな、と思います。せっかくPriceが残ったラストシーズン、全力で勝負しても良いでしょう。逆にALEは近年では最もレベルが低い戦いすら想定されそうですね。逆に中地区が厳しい戦いの場になりそうです。