豪州版藤川球児、2年12MでTB復帰!!!

　衝撃のニュースが飛び込んできました。WASやBALが食指を伸ばしていたという情報であったGrant Balfour投手がTBに復帰することになりました。その金額2年＄12M。一体どこにそんな埋蔵金が埋もれていたのか…という感じですが、戦力としては大きなプラスになります。

　Balfourは1977年12月30日にオーストラリア・シドニーで生まれました。01年にMINでデビューし、07年途中にMILからTBへと移籍しました。08年はJPハウエルやダン・ウィーラーらとともに強力中継ぎ陣を構成、58IPでWHIP0.89、ERA1.54という強烈な数字を残し、奇跡のTB躍進に大きく貢献しました。

　その後TBでは10年までプレーし、3年半で205.2IP、237K、K/9＝10.37という素晴らしい数字を残し、FAとなり、OAKへ移籍しました。OAKでは12年13年とクローザーを務め合計64セーブを挙げました。ちなみに13年はオーストラリア出身の投手として初めてオールスター登板を果たしています。

　彼の特長は何と言っても半端じゃないノビで空振りを奪いまくる4シームです。球速自体は95-97mphと、彼以上に速い投手はたくさんいるのですが、それでもTB時代はほぼすべて4シームで10overのK/9を記録しています。その姿はまるで阪神時代の藤川球児の様…ということで私は勝手に豪州版藤川球児と呼んでいます。。。

　どこにそんな金があったんだ？という疑問はいつまでも付きまとうのですが、とりあえずこの補強に関しては非常に好意的に見ています。一つは信頼できる右の中継ぎが増えたことです。前回のアップにもあるとおり、TBはやや、信頼できる右の中継ぎが足りない様な状況でした。今回の補強で非常に強力な中継ぎ投手陣を形成することになります。また、若くタイプが似ているBoxbergerの指南役としても期待ができるかと思います。

　これによりクローザーが誰になるのか、という問題も出てきます。現在TBには35セーブ以上をクリアした経験がある投手がBell、Oviedo、Balfourと3人もいることになります。もっとも、直近のキャリアからするとBalfourが一番の候補者な気がします。

　とはいえ私が推したいのはBell。昨年もぼちぼち登板していますし、程々の成績を残せる選手であればクローザーには十分だと考えているからです。

　逆にBalfourは最初のTB時代の様にストッパー的ポジションでフル回転してほしいな、というのが希望です。やはり点差のある9回だけを投げるストッパーよりも僅差の7回8回をきっちりクリアできる選手は何人いてもいいからです。MLB最多ホールド記録を地味に更新したPeralta、若き左腕McGee、荒れ球Boxberger、奪三振系左腕Ramosと並びいつでも三振が取れる超強力リリーバー陣として若くてイニングが食いきれない先発をしっかり支えてほしいです。

　今日は短いけどこんな感じで!!!データは無し(笑)…最近手抜きだなぁ。。。

以下、告知です。みなさん遊びに来てください。

【タイトル】Baseball Bridge presents スペシャルトークライブ池永大輔×田中亮多 2014

【日　時】2月1日(土)　17時30分開場　18時開演

【場　所】東京都墨田区立川3-7-11 都営新宿線「菊川駅」徒歩6分

【出　演】池永大輔、田中亮多

【料　金】2000円

今回のトークライブには、昨年の第1回に引き続き、フランス2部のシャトーレ・フレンチカブスで選手兼任監督を務める、池永大輔さんをお迎えします。

テーマは「オリンピックと野球」

昨年、2020年の東京五輪開催が決定し、日本中が歓喜に沸いた一方で、残念ながら「野球・ソフトボール」は実施競技入りを逃してしまいました。

今後、野球がオリンピックとどのように向き合っていくべきか、選手の立場と支援者の立場、双方から議論します。

当日はスタッフが会場へと誘導いたします。