Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

What’s happening to Chris Archer?

 楽しみにしていた来週のTampa訪問なんですが、またしても流れてしまうことになってしまいました。。。さすがに曾祖母の怪我とかあると、ね。これでTampa訪問が流れたのは何度目になることやら。16年ファンやってて、まだまだいけません。残念すぎますね。相変わらずのツモ弱さです。

 そんな訳で、今日のテーマはどうかしちゃったTBのエース その1 Chris Archer編です。xLOB%の方は遅々として進みませぬ。積分して、それを積分して、だからカッコでくくって…えーっとえーっと…。数学に弱い頭がオーバーヒートしかけています。だから時間稼ぎ(笑)にここまでのTBの選手たちについてちょっと見てみようかなぁと。それだけの企画です。最近ちょっとブログの内容が迷走気味だったのでね。本線に戻ろうと思います。

 ということで、早速見ていきましょう。

□01

 ここまで13試合先発とローテーションの柱としてしっかりと先発数はこなしています。が、イニング数は72.1イニングに留まっています。これは平均でも5.2回を投げれていないことを示しています。昨年は34先発で212イニング、平均で6回ちょっとを投げていましたから、かなりのイニング数の減少です。このままのペースは190イニングに届かないくらいでしょう。

 昨年は好投しながらも勝ちがつかない試合が多く、34先発で12勝13敗と負け越しでしたが、今年はここまで4勝7敗と大幅な負け越し、二けた勝利はかろうじてクリアできる程度でしか勝てていません。

 それにしても通算でも勝ち負けのバランスの悪い投手ですね。

□02

 試合数がアレなので積み上げ系のスタッツでの比較はパッと見が難しいですが、まずさ進数に関しては順調と言える数字で、昨年に続いてガシガシと三振を奪っています。三振の価値が上がっている今でも、奪三振数は暫定首位です。しかし、昨年は212イニングで66個と減らした与四球がここまで34と再び増加してしまいました。またそれ以上に深刻なのは被本塁打で、72.1イニングで14本とめちゃくちゃな本数が出ています。これは2010年にMLB最多被本塁打であったJames Shieldsよりも多いペースですから、大変なことです。結果的に被安打・自責点も多くなっていますね。

□03

 率ものの方が見やすいですかね。奪三振率は事実上のキャリアハイペースで、今では救援まで含めればそこまで珍しい数字ではないですが、それでもかなり立派なものです。何せ先発投手ですし、ALで投げていますし。一方与四球率もキャリアワーストに近いペースになっていて、昨年せっかく2.8まで下げたにもかかわらず、今年はここまで4.23とかなり高い数字になっています。また、先程も言及した被本塁打ですが、HR/9は1.74とかなりの高さです(2010年のShieldsは1.50でした)。ま、それでもTBにはそれを上回る人が2名程おりますが(笑)

 注目はERA他ですね。まずERAは4.73でキャリアワーストペースですね。FIPも4.61と決して良くはない(むしろ悪い)ため、別に不運と言える訳ではないと思う人もいるでしょう。が、被本塁打をリーグ平均HR/FBを当てはめたxFIPだと1点以上良い3.56と言う数字になります。要するにHR/FBが悪いってことです(あとで見ていきます)。ただし、このxFIPも昨年よりは0.5点以上悪化しているのと、差はまだERAとの差は1.2弱なので、このまま維持されてしまう可能性は無きにしも非ずです(可能性はERAが下がる方が高いとは思うが)。xFIPの悪化は間違いなく与四球率の悪化が大きな原因の一つでしょうね。元々は与四球が多めの投手だったのでこれがあるべき姿とも捉えられますが、やはり昨年見せた印象は強く残っていて、その再現を求めたくなるものです。また、なんでか知りませんが、与四球率が見事にギザギザな隔年傾向を示しているのは面白いですね。与四球は投手の実力で安定感のある指標だとされていますが、単年度程度だとこれくらいは平気で上下してしまうのですね。…来年のファンタジーではArcherは狙い目だな。。。…こういう采配で選手を選択しているからファンタジーで弱いのかもしれません(笑)

 WARはまぁ置いといていいや。今年はちょっとなぁという数字。

 あと記事中には出しませんがP/Inが昨年の16.27、通算の16.48に比べると17.93と大幅に悪化しています。与四球率の悪化だけではなく、単純に打者を打ち取るにも苦労しているのがわかります。P/O5.98は平均よりもさらに悪い値ですし、後程見るように初球ストライク率も下がっています。

□04

 BABIPを見てみるとこちらも悪い数字が出ております。xBABIPと比較すると不運な方なのだとわかります。それ以外を見ると、LD%がわずかではありますが、昨年よりも上昇しているのが気になるところです。GB%は一貫して変化がありませんので、実質FB%が減ったことになります。これがHR/FBを押し上げている訳ではなく、むしろ良い当たりを多くされていることを物語っているのでしょう。ですから、全体的に球が捉えられやすくなっているのだと考えられます。

 ついでにHR/FBは目を背けたいほどの数字です。21.5%って…。これからすると相当不運側に傾いていると考えられますから、ここに関してはそれなりに良くなることが期待されるのではないでしょうか。02-15年で規定投球回をクリアして、HR/FBが20%を超えている投手はいませんでした(最高が06年Odalis Perez19.7%)。このままArcherが投げ続ける限り、このHR/FBを維持するのは相当困難でしょう。

□05

 昨年から比べると、ストライクゾーンの外でのスイングが減り、ストライクゾーン内でのスイングが増えました。さらにいずれの場合もコンタクト率が上がっています。つまり、ストライクボールの見極めが容易になり、当てやすい球になったということが分かります。良くないですね。因果関係はわかりませんが、初球ストライクの割合も昨年に比べると大きく減少、かなり対応に苦しんでいるのが分かります。その結果が、与四球率の上昇、LD%の上昇につながっているとは思います。

□06

 LOB%と比較してみるとやや不運程度ですが、まぁ普通でしょうか。いずれにせよ、出塁が多ければいくらLOB%が良くても失点は増えてしまいますし。。。

 と言ったところ。全体を通してみれば、不運とも言える内容もありますが、打者にとってとらえやすい球が増えたのではないかと思います。記事にはありませんが、速球の球速が若干落ちていることや、Pitchf/xでの質の低下が気になるところですね。持ち直しが無いと、今シーズンは多少運が戻ったところで辛い戦いになるのは避けられないのでは無いかと思います。頑張ってほしいですけどね!!!まだまだチャンスはあるはず。がんばRays!!!

☆本日のおまけ その1

 相変わらず1/25の抽選を行っているずぶといタマンタ厳選ですが、5vが100匹に到達しましたが、まだずぶといが出現しません。こうなったら意地と乱数の全面戦争です!!!ちなみに期待値は当然4なのですが、連続して外す確率も1.69%と結構小さくなってきました。98.3%の確率でもう1匹以上手に入ってるはずですから。さらには残りの24の性格も90匹目くらいで回収に成功(笑)なぜ、ずぶといだけは手に入らないのか。あ、ちなみにずぶとい4vは8匹出していて、ずぶといHBDSvという最低限の個体も3体。6vは相変わらず1体のみですが、A0HBDCSvといういわゆる理想個体5vは3体(期待値は3.125なので期待値通り)も手に入っています。ずぶとい5vだけが出ないのです。これぞ物欲センサー!!!

 ついでに物欲センサーについて書いているところで期待値との混同は多々ありますが、試行回数が絶望的に少ない人も多々おります。1%のドロップ率で試行回数20回(ヤクルト中村の今の打率程度の当たる率)とか、3%のドロップ率で10回の試行回数(日ハム・レアードの今の打率程度の当たる率)とかははっきり言って「外れて当然」です。せめて私みたいに外れる率が1%台になってから不運だと嘆いてほしいものです(実際は試行回数40位=19%くらいから嘆き始めましたが)。

☆本日のおまけ その2

 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160609-00074883-baseballk-baseこの記事についてね。まぁ日本では悲鳴でしょうね(笑)コメント欄見て思うのが、この記事で提案しているのが将来を犠牲にしてまで、今を買いに行くべしと主張しているにも関わらず、釣り合わないという評価をする人が結構いること。だとしたらMLBのトレードはどれも釣り合わないですよね。そこら辺の考え方というか物の見方が違うんですよね。。。リスクを負いたくない=負けトレードなぞしたくないNPBではそのようなことになるのはあり得ないでしょうけれどもね。。。でもベイとか広島は積極的にトレードに出ても良いと思うんだけどなぁ。ベイなら柴田とか白崎とか乙坂とかその辺の「若手野手」なんかを全部出しちゃって、今年は勝てそうもないチームからなんかFA間近の大物でも取ってくればいいと思うんだけどな。オリックス平野と糸井とか。それでまたチーム解体して今後10年くらいかけて再建すれば(笑)