Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

トレードのお話 ~デッドラインがやってきた~

 と言う訳で今日はトレードのお話ですよ。既に色々絶望なTBは今年は大きく動くと予想されていましたが、実際にがっつり動いてきました。最大の動きは何と言ってもTBの誇る高速左腕、Priceの跡を継ぐはずの者だったMatt Mooreを放出したことでしょう。この辺をちょこっと見ていきましょうかね。

 そういうseriseriはまぁポケGoにハマってる訳ですが(笑)当初持ってた機種が使えないからわざわざ新しい機種契約したよ。これ以上の課金はしませぬ。そして後発になったので弱いです。田舎に住んでるとアイテムが足りないです。が、世代なもんで好きだし、散歩も好きだし、のんびりねちねち暇つぶしするのも好きだしってんで、そういうスタンスでやってまつ。

 あ、そうそうトレードのお話。結局こうなりました。

 TB→SF    SF→TB

 Matt Moore⇔Matt Duffy(IF)、Lucius Fox(IF)、Michael Santos(RHP)

 TB→BAL    BAL→TB

 Steve Pearce⇔Jonah Heim(C)

 TB→CLE    CLE→TB

 Brandon Guyer⇔Nathan Lukes(OF)、Johnleider Salinas(RHP)

 こんな感じですね。とりあえず細かいことの前にふと思ったこと。

・ガイヤー外野手がいなくなるのは残念だなぁ。好きな選手だったので。

・Pearceは出戻りですなぁ。結局BALのイメージの選手ですわ。

Mattはよく見かける名前だけどMatt同士のトレードだとなんか不思議。

・Duffyちゃん。ディズニーワールドあるでよ、フロリダ。ようこそ。

・今朝は違うDuffyちゃんにやられちゃったけどね。。。

・Foxはきつねさん。なんか水族館より動物園っぽくなるか?(笑)

・Salinas、なげぇ名前。じょんれいだーさりなす。ちょっと語感がカッコいい。

 ではまぁ来た人の成績でも見てみましょう。今日は多いんで各人さらっと行きますよ。もういいやって人はここで戻るボタンを押すか、後ろのおまけまで飛んでもいいよ(笑)

 まずはメインピースと言っても良いでしょう、SFで3Bやら2BやらSSやらやっていた俊足好打+パワーもあるよ系選手、Matt Duffy…またこのタイプか。ちなみに右投げ右打ち。

 ついでにMLBデビュー済の若手をメインピースってことでPriceのトレードが思い出されますね。Smyly、怪我と不運さえなければ良い投手だ(笑)

□01

 12年からマイナーやっています。14年にAAAをすっ飛ばしてMLBデビュー。本塁打はそこまで出ないタイプ…とか思いきや15年は612打席で12本塁打と意外なパワーも発揮しています。SF本拠地ですが、右打者なので左打者程驚きがある数字ではありませんが。盗塁は基本的には上手なタイプですね。通算25企図20成功は立派でしょう。要するにパワーとスピードのバランスが取れたタイプだと言えますね。

□02

 目を引くのは15年のWAR4.9ですかね。OでもDでも走塁でもそれなりにバランスの良さを発揮しています。このwOBAや長打力や打撃力からしてこのWARの良さは一時のLongoやZobさんを思い出しますね。今年はそこまでの力を発揮できていません。wOBAが低くなってしまっています。

 もう一つ注目はP/PAとP/O。いずれも高いタイプではなくむしろ低目。最近流行りの積極的に打っていく形で高BABIPを実現しようとするタイプなのでしょう。ただ、毎年P/PAを上昇させてるのは立派で、少しずつMLBへの対応ができてきていると見えます。

□03

 打率は高めを出せるタイプですが、BB%が低いのでというよくあるタイプ。ただしやっぱりMLBへの対応はみえていて、来シーズンあたりにブレイクスルーがあるんじゃなかろうかと思ったりする感じの成績ですね。同じSFで言うとBrandon Crawfordのような成長曲線が期待できたりするんじゃなかろうか。

□04

 そこそこ期待しちゃう理由はここですかね。とにかくLD%が高めに出るので、高BABIPも期待できちゃう点ですね。が、やっぱり昨年は出木杉。今年はまぁその反動とも見える訳でして。大体その中間くらいは期待したい感じです。あとはTBに来てGB/FBがどう変化するかが楽しみです。今の傾向維持できたら面白い存在になりますよ。

 はい、次行きます。Rucius Fox。先月19歳になったばっかりのぴちぴちのスイッチのSS。見た感じ売り物はパワーじゃなくてスピードタイプ。

□05

 これだけでもわかりますね。非常にわかりやすいツールの持ち主。75試合で25盗塁7盗塁死です。一方本塁打2は悪くない。

□06

 ま、パワーは無いですね。面白いのはBBで331打席で37個選んでいます。まぁ76三振もしているんですが(笑)どちらかと言うとカウントが深くなりやすいタイプでしょうか。

□07

 まぁこの辺はまだまだですねぇ。とはいえまだ19歳。時間はかかるでしょうが、ある種のロマンのあるタイプですね。最近のTBでは見かけない走れて見れるタイプになってくれたら嬉しいですな。

 Next。Michael Santos。こちらは21歳の右投手。現在はAクラスで投げています。

□08

 基本的には先発投手としての育成がなされています。ここまで37登板で36先発。

□09

 奪三振に関しては多くも無く少なくも無く。ただし、与四球は若干少な目な感じがします。というか今年。ここまで58.2回で5四球って何が起こったんだ、君。

□10

 率で見ると非常にわかりやすいのは分母も分子も変わるものの常。奪三振率はアベレージですね。そして与四球率は低目。今年は特に低く抑えられていてとても良い感じです。これはAではやることが無くなり、AA辺りにレベルアップできる準備ができたってことでしょうかね。良い傾向です。

□11

 LOB%が低目なので今年の防御率はそこそこですが、マイナーではその辺はまだ気にしなくて良いですね。いずれにせよまだもう少し時間はかかりそうです。与四球が急激に減ったのでFIPの数値が良くなっていますね。良い傾向です。R級も2年ちょっとでクリアしていますからこの調子でAAでもぼちぼちできたら良いでしょう。

 BABIPとかもここでは一旦無視で良いですかね。BABIP.325でWHIP1.13はやっぱり極端に少ない四球が効いてる気がします。この四球率の良さを維持してほしいですね。

 どんどん行きましょう。次はJonah Heim。捕手のプロスペクトは貴重ですねん。

□12

 えーっと現在21歳。13年のドラフト4巡目の選手ですね。スイッチの捕手。とりあえずここまではR級を中心にぼちぼちと出場してましたが、今年は若干覚醒した感じがありますね。ここまで414打席で2本塁打が325打席で7本も打っています。それも階級を一つ上げたA+で。素晴らしいですな。

□13

 二塁打も増加傾向。良いことです。おかげでかなりしょっぱい感じだったwOBAもぼちぼちと。

□14

 彼が分からないのが、要するに球を見たいのか、打ちたいのかがスタッツだけではわかりにくいところ。ま、実物を見なきゃわからないでしょうね。いずれにせよまだまだ時間はかかりそうな選手ですね。どこまでできるでしょうか。まぁCの若い選手なんてたくさんいたらありがたい存在なので、がんばってもらいましょう。Pearce程度のトレード相手なら妥当なラインじゃないでしょうかね。

 まだ二人も残ってるよ。。。なぜ2つか3つの記事に分割しなかった自分。よく考えたら今までのトレードで来る人全部成績乗っけたのなかったかも。。。ってな訳でガイヤー外野手の代わりに来たNathan Lukes外野手について。15年7巡目指名の外野手で今22歳。ついでに右投げ左打ち。期待値的にはそんなに高くない感じですが。

□15

 ふむふむ。今年はA-は対応できたからA+に上がってきた感じですかね。もうちょっと時間はかかりそうな感じ。盗塁が89試合で14個ってことでスピードは武器にしつつ、8盗塁死もあるんで、盗塁が上手とか状況判断が上手い訳ではなさそうと勝手に思ってしまう。

□16

 wOBAを見る感じA-には完全に対応できたのが分かる感じですね。しっかりしています。

□17

 最後ね。打率が高めです。A-の投手では役不足だった感がありますが、A+では早速苦慮していますね。三振もBBも多く、カウントを深くするような打者だと言えます。なんかフルシーズンやればぼちぼちできそうなガイヤー外野手のトレード相手がこれで良いんでしょうかね?当たればそこそこでしょうけれども、多分AAでも苦労する事考えるとMLBに上がってくるのは26-7じゃないでしょうか。それからどれだけMLBでプレーできるでしょうかね。。。

 ようし。ようやく最後の選手ですね。マイナーの選手の細かい情報調べないで成績だけで見るのは楽しいですね。名前がカッコいいSalinas。

□18

 まだ20歳の右腕ですね。そういう意味ではまだ時間かかると思います。試合数と先発数で見ればわかりますが、一応先発しつつ、中継ぎの試合数もそこそこありますね。こういう選手は将来的にリリーフで良いからMLBで使おうなんて魂胆が大体ありにけり。リリーフでも良いですよん。

□19

 この表を見て不安になったのは私だけではあるまい。良いんですよ、失点と自責点の差は。R級ならまだまだエラーも多いでしょうし。本塁打が少ないね。そこも別にかまわないです。注目はそこじゃない。もっと右。40.2IPで39奪三振40四球 6死球。16年は25.2IPで36奪三振11四球5死球。あなたが投げているのは全員Adam Dunnですか?(笑)この奪三振力は魅力があれども、与四球率は不安です。死球も多いことからコマンドよりはコントロールに問題があるように見受けられます。大丈夫かなぁ。これもあってリリーフ転向が視野に入ってるのではと思う私です。

□20

 奪三振率も15年は大してよくないというね(笑)K/BBが1切ってるとか久しぶりに見ましたよ。ただ今年はそこそこ頑張っているので成長はしているのか?

□21

 ERAは良いんですねぇ。三振で強引にアウトを奪っているからでしょうね。本塁打が少ないのも影響しています。が、潜在的にはかなり危険な兆候だと思われます。上手いこと化けてくれればいいですが、そうではないとヤバい気がします。もったいないなぁ。逆にハマったら三振量産タイプのいい感じのリリーフが出来そうですね。

 よし、終わった(笑)この時点でトレードの勝ち負けなどとは基本的には言えませぬ。特にこういう補助戦力系の野手やリリーフと、AやRの若手下位指名選手とのトレードの場合。結果、ほぼ無償で相手に選手を貸したみたいなパターンも多いですし、逆に若手が化ける場合もある。なので、よーわからんです。が、まぁPearceはともかくGuyerの方はちょっと不安ですね、私。

 一番評価しやすいのはMooreのトレードでしょうか。私個人としてはアリなトレードです。Cobbもいるし(そのうち帰ってきてくれる)Andriesもいるし、Snellもいるんで、相変わらず先発の頭数にはそこまで困らない感じがあるので、むしろ余剰戦力。これで来季以降の戦力を充実させられるならオッケーと言う考え方です。

 心配なのはDuffyが既にMLBでバリバリやっている=保有年数が少ないってところと、契約延長しようにもTBの提示できる額では…ということがあるんで多分無理な点。チームの再建する視点では既にMLBでやってる選手だとちょっと回転が速すぎるのではないかと思うのです。ここで考えられる点は二つ。

1.単純に2-3年後を目指したトレード。先発の頭数が揃っていてLongoがまだいるうちに再度勝負を仕掛けようという動きに沿ったもの。近年のRaysはそういう動きが多いです。

2.またしても売り時になったら転売してもっと長い目で見た時に「育ってきた」プロスペクトと交換しようという考え方。リスクが小さくなりますが、真の大物はとれないイメージ。

 私としては結構がっつりと再建に、それも5-10年単位でやって欲しいとか思っちゃうんで、2.を推したいんですが、普通に考えれば1.でまぁ失敗しても2.でという考えなんでしょうね。それで良いと思います。下手なリスクを回避しながら、短期で再建を済ませられる可能性がありますからね。

 ただ、どうしてもそれだと、TBの様なスモールマーケットは難しいんじゃないかと思うんですよね。やっぱり資源をまとめて投下して、一世一代の大勝負に持ち込み、それで勝たないとみたいなね。ゆーて今年は失敗してますが(笑)そこまでできる面子なのか不安です。

 それにしても最近のプロスペクト重視の風潮ではこうスモールマーケット球団は厳しいですね。17M近いQOなんてとてもじゃないけどオファーできませんし。今よーいどんで全員FAになったとして明確にQOオファーできる選手ってArcher、Longoまでで、あとはOdorizzi、Miller、Forsythe(贔屓目)、Smyly…辺りは厳しいか。QO5人に飲まれてしまうとそれだけでTBはパンクしますからねぇ。あのシステム、スモールマーケットには厳しいシステムですよ、本当。サラリーキャップはあってもいいけど、サラリーフロアが厳しく設定されるのは辛いしなぁ。。。

 とぐちゃぐちゃ言ってみたところで今日はおしまい。つかれたでござる。

☆本日のおまけ その1

 元千代の富士関の九重親方が亡くなりました。私は年齢もあって彼の現役時代は知らず、動画で見たことあるだけですが、めちゃくちゃカッコいいお相撲さんでしたね。つい先日に思える還暦土俵入りも本当に還暦とは思えぬほどの体でした。元気そうに見えたので、こんなに早くに亡くなってしまうとは。残念でなりません。ご冥福をお祈りします。

 にしても21世紀以降って貴乃花関(優勝22回)、武蔵丸関(12回)、朝青龍関(25回)、白鵬関(37回)、日馬富士関(8回)、鶴竜関(2回)しか横綱はいない訳で、というか貴乃花朝青龍白鵬と大横綱が連続して出てきてしまっているから横綱に求められるハードルが上がりすぎている様にも見えますね。。。横綱3人が五分で星を分け合って、4大関に勝率8割あっても期待値的には1.8敗、それ以外勝っても13勝2敗、そのまま大関陣に当てはめると10勝5敗か11勝4敗ペースですからね、相当ですよ。三役への取りこぼし無しでようやく二桁ってことですよ?稀勢の里関は時代が悪かったのも間違いなくあるでしょうし、クンロクはそこまで悪いペースではない気がします。期待値通りに横綱大関戦を終えて、三役と平幕上位に2敗ですからね。

☆本日のおまけ その2

 なんでファンタジーはこう上手く行かないんでしょうねぇ。Saleはユニを破るし、SSの2枚看板TuloとStoryは二人してDTDだし、Kershawは帰ってこないし、ポイントは維持してても順位は下がるし。難しいねぇ。

 あ、ここ最近のMVPね。

打:5試合連続弾だっけ?大好きなロマン砲Jay Bruce砲が炸裂しました。.267の打率でOPS1.062、7本塁打16打点1盗塁(笑)やったやったぁ。もう今シーズンは満足づら。

投:なんでこいつが浮いていたんだろう?6.2回で10奪三振防御率0.00、WHIP0.60、6ホールドのAddison Reed。

 Bruceは我がチームのフランチャイズプレーヤーでして、毎年その活躍とか関係なくとりあえず選んでロースターには入れています。そういうことしてるから勝てないんや(笑)あ、気づいたらメッツに移籍しとる(笑)