Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

とりあえずざざっとチーム総括

 プレーオフ良いなぁと眺めながら記事を書き書きしているseriseriです。今回はざざっと今シーズンのチーム全体の成績を眺めてみようかと思う次第です。

 では早速参りましょう。左が実値で、右の()内が順位です。またいつものように(MLB全体の順位/AL内順位)のように記載されています。

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 得点は今年も取れずわずか672得点に留まりました。昨年よりは28得点増加していますが、リーグ内の順位は全く変わらず。今年はMLB全体で得点力が増加したシーズンでしたね。

 安打はそれにもまして出ず、1,333本はMLB27位、AL最下位でした。昨年は1,383本出ていますから、昨年よりも50本も減らした格好です。安打が出ないと必然的に得点力は下がりますね。昨年よりも安打数を減らしながら得点は増えたのはさすがと言うかなんというか。

 その理由が次、本塁打の項目ですが、昨年よりも49本増加、TB史上最多の216本をぶっ放したところにあるでしょう。昨オフは長打力の増強に力を入れて選手の補強をした訳で、また嬉しい誤算みたいなのもありましたが、良い結果が出てきました。ちなみにリーグ4位の本塁打数ですが、地区内では…。

 盗塁はわずか60に留まり、昨年よりもさらに27減。現在のTBには盗塁を武器としている選手は少なく、積極的な盗塁はしなくなっています。盗塁数を増やさないでも得点力が上がるのであれば私はそれで大丈夫です(笑)

 三振は今年はとても多く、1,482はMLB28位、リーグ最下位でした。昨年よりも172も増加させています。三振が多くても得点取れるなら私は構いませんが、三振が多いチームが得点力高いイメージは有りませんね。ここら辺が安打数にも影響している様にも思われます。

 そしてもっと悪いのがこことの比較ですが、四球数が449でMLB24位、リーグ11位の数に留まっているのです。つまり、三振が多く、四球が少ないということです。マネーボールが流行ったくらいですから、もう10年以上前であれば、多少三振が多くても、それ以上に多くの四球を奪い取って、BIP数を下げながら、OBPを上げる手法であれば、まだ理解はできるのですが、今のTBだとむしろそれが悪い方向に向かっているようにも思えます。ただそれが本塁打急造の代償と言うのもわかりますが。。。

 その結果がこのBB/Kの悪さです。K/BBに換算すると3.33という数字で、チーム全体でこれはあり得ないでしょう。

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 見えにくいと思うので再掲。

 次は打率。アレだけ三振が多いのですから、打率が悪いのも当然です。昨年はリーグ平均くらいありましたが、今年は.243でリーグ最下位。三振が多すぎるのが理由の一つであるのは間違いないと思います。

 んで出塁率。四球を選べない、打率も低いってのですから、出塁率が悪いに決まっています。.307も当然昨年よりも悪化していますね。MLB全体で27位、AL14位です。出塁率ってのはアウトにならないこと、つまり攻撃を継続して行えることですからねぇ。。。いくらSABRが発達しようが、出塁率の価値ってのは下がらないですよ。

 長打率はこれに関しては本塁打の影響もあり、昨年よりも上昇しています。とはいえ、IsoPこそ立派ですが、長打率はリーグ中位、OPSも下位と考えると、これは駄目でしょう。

 HR/FBはさすがに本塁打がよく出ただけあって、そこそこの率出ていますね。今年はリーグ全体でかなり高い値になっていましたが。

 結果的にwOBAではリーグ下位ですね。まぁ得点でも知っていましたが、攻撃力は全然なTBです。ただし、wOBAの順位より低い得点力ですから、この長打力をもってすれば、もうちょっとは得点取れたんじゃないの?とか思います。

 打球傾向については非常に興味深い結果になりました。TBのことで言うと、今年はLDもGBも少なく、ひたすらフライを打ち上げつづけました。その結果が本塁打の増加でもあると思うのですが。これは戦略としては昨年のHOUに近いものと理解はできますね。けれどもフライが多いということは長打は増える一方で、打率を下げる結果につながる訳ですから、そこら辺で如何にバランスを取るかと言う問題が出てくる訳です。LDを増やすのはそれに対する良い回答の一つですが、TBはそこが悪かったようにも思えますね。

 そのLD%ですが、チームで19.6%と言うのは決して悪い数字ではありません。ただ、今年は例年に比べてMLB各チームのLD%が高く出ている印象はありますね。HR/FBが高くなっているのと合わせて、LD%の上昇も今年の得点急増の理由の一つだと思います。K路絵はちょっと調べてみる価値がありそうだな、と。

 打撃陣自体は割かし好調なイメージがありましたが、全体的に見るとやっぱりイマイチ。Longoの復活に関してはむしろ彼の後ろに援護砲が出来て、最悪Longoは歩かせで良いみたいな攻め方ではだめになったのが理由の様な気がします。

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 投手陣の方もざっとですが見ていきましょう。まず勝ち星ね。68しか積めませんでした。Archerが9勝にとどまり、Smylyも30試合でわずか7勝、Andrieseは中継ぎ込みで8勝と言う形で、二けた勝利はOdorizziの10勝だけでした。日本だったらArcherはそろそろ中継ぎに転向させられるかもしれませんね。

 かちこせないし、ちーむへのこうけんがうすいので(棒読み)。きっとさんしんばっかりねらってとうきゅうのりずむがわるいから、だしゃもうつきなくしちゃうんだよな。4ねんもやってつうさん41しょう51はいでしゃっきん10なんてせんぱつとしてしっかくでしょ。

 敗戦、セーブもそれに引きずられますね。失点は713失点となっていて、昨年と比べると70失点くらい増えています。防御率で言うと0.46の悪化で、はっきりとよくなかったですね。奪三振は昨年並みの1,357ですが、順位が下がったのはやはりMLB全体でよく三振を奪うようになったからでしょう。与四球491は昨年と比べると14増ですけど、これはほぼ誤差の範囲かもしれません。ただし、全体的にはちょっと多いかなぁという感じがしますね。余計な与四球は極力減らしたいことには変わりは有りません。

 被安打は81本の増加でしたが、被本塁打が35本増。ここが大きな理由の様な気がします。投球の質自体はそこまで悪かったとは思えませんが、周りのレベルアップについていけなかったのはあるでしょうか。もっともCobbがTJでほぼお休み、Snellがまだルーキーで対応できてなかったのを見ると来年にはもうちょっと期待できるかもしれません(希望的観測)。HR/FBもMLB全体の上昇を受けて上がった様にも見えますね。

 防御率はさっきも行った様に悪化していますが、FIPもxFIPも上昇していて、ここら辺は単純にリーグの得点力の上昇に引きずられた形だと考えます。

 HR/FBはリーグの数値の上昇もありますが、順位が昨年は14位→19位と下がっていて、リーグの上昇分以上の上昇があったことが分かります。確かに13.1%はやりすぎでしょう。ね、Archerさん。本来的にはやや投手よりのTropを本拠地にしているならちょっとねぇと思います。

 LOB%は昨年は良すぎましたが、今年もぼちぼちでしたね。

 打球傾向はこれまた面白い傾向が見えるのです。LD%も低く、GB%も低く、FB%が高いという打者と全く同じ傾向(配分もほぼ一緒)になっているのです。これは明確に球団としてフライを打たせる方向にシフトしていると考えても良いでしょうね。確かにBABIP方向は良い結果になると思いますが、同時に長打が出やすくなるというリスクもある訳ですから、そこら辺投打でどうバランスを取るのかと言うのは注目です。今年は完全にとは言えませんが、割と失敗よりだった気がしますね。

 そんな感じで今日はおしまい。ま、特に内容が無いようなそういう記事でした、はい。

☆本日のおまけ 

 そういえば、NEをBUFが完封勝利しているので、NEのマジックは点灯してないですね。間違い。ごめんなさい。ただ、まぁマジック対象チームはBUFだけですけどね…(笑)で、NEはCLE戦だって?いいなぁずるいなぁ。NYJはPITですのよ。なんでNYJの方が強い相手と当たってるんでしょうねぇ?とりあえずクリーブランド勢は全力でBoston近郊をぶっ潰してくれ(笑)つーか盛り上がるだろうなぁこの2都市。いいなぁそういうの。

☆本日のおまけ その2

 TORとBALの試合を傍目に見ながら…やっぱり良いなぁと。羨ましいですよね、POの場って。EEのHRはかっこよかったです。個人的にバットフリップはBautistaの方が好きでしたけれども。良いなぁPO。良いなぁ。ALEで一番POから離れてるチームはTBなんだよなぁ…。

 個人的にはCLEとのワンゲームが雰囲気も良かったし、あーゆー試合見たいなぁとか思いますね。一番最近でよく覚えてると言うのもありますが。それと屋外球場というのがね(笑)