Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

飛躍なるか Souza Jr.

(目的/動機)

 楽しみにしている選手ですが、特に今年の飛躍を期待したいSteven Souza Jr.についてちょっと調べてみたくなりましたので。

(方法)

 いつものテンプレ(笑)に成績を打ち込み、それを眺めます。次にそれでちょいちょい考察していき、最後にいつもの選手成績予想システムseriseri(今のバージョンはわからないけれどもVer. 1.3.0くらい、という名のただのエクセルファイル)に放り込んで出てきた数字を眺めてみます。

 ↑手抜きという。

(結果)

□01

 昨年は120試合468打席に出場し、17本塁打7盗塁の結果を残した。一方盗塁死も6を記録し、成功率は53.8%である。フルシーズン2年目であり、120試合468打席17本塁打はいずれもキャリアハイである。

□02

 二塁打や打点はキャリアハイを記録している。四球数がわずか31にとどまり、三振数は159を記録した。この三振159はリーグ10位タイの多さである。

 wOBAは.308と低く、WARも1.3にとどまった。いずれも前年よりも成績を下げている。また、P/PAは3.92とそこそこの水準ではあるが、P/O5.53はリーグ平均よりも下である。

□03

 打率.247はキャリアハイであったが、出塁率.303は15年から比較すると下落した。四球率6.6%も15年10.8%よりも下がっている。一方で三振率は微増しているのもわかる。OPS長打率が上がったことによりほぼ横ばいであった。

□04

 LD%が24.9%と高い値を記録した。このことで、xBABIPの値が引き上げられている。パワーはある打者だがFB%が34.2%、GB/FBは1.20となりどちらかと言えばゴロ系の打者である。そのため、HRの数が延びていない。ただしHR/FBは18.5%と高い値である。

 xBABIPと比較すると打率はかなり幸運であるのがわかる。

(考察)

 では成績を受けての考察をしましょう。その前に、Souza Jr.は27歳の選手(シーズン早々に28歳になる)ですが、よく考えればまだフルシーズン2年が経過して、今年3年目の選手です。なんか主軸の扱いとか見ると、もっとキャリア長かったように見えますが。特に三振が多い打者はある程度対応に時間がかかることを考えれば…とポジってみます。

 さて、そういう訳で昨年は120試合とキャリアハイの試合数でした。まず足ね。足は決して遅い打者ではないですが、7盗塁6盗塁死はよろしくないでしょう。これなら走らない方がマシかもしれません。ちなみに15年も12盗塁してますが、成功率は66.7%でそこまで高くはありませんね。

 次。足以外の打席の中での攻撃面は15年と比べるとかなり不満が残るような成績でした。問題は何と言っても159もの三振数に対してわずか31しか奪えていない四球。K%34.0%、BB%6.6%というところに深刻さが表れています。ちなみに投手目線でのK/BBは5.13ですからね。酷いです。

 彼は元々はかなり打席では深いカウントにすることを好みます。P/PA4を記録できる能力はあります。昨年は3.92と減りましたがそれでも一定以上の水準はあるのがわかります。その中で、三振は多い物の、四球も多く奪い取るといういわゆるAdam Dunn型の打者だったのですが、昨年は四球がちっとも奪えず。P/Oは5.53とかなり低い値でして、せっかく深くして好球を待っていたにも関わらず、それが結果(出塁=アウトにならない)につながっていないのが問題です。

 ここが改善されない限り彼の成績の向上は見込めないでしょうね。

 打球傾向に関してはこれまた不思議な選手です。かなりゴロ系の打者なんですよね。これがキャリア一貫して。それでも本塁打が多く感じるのはHR/FBが高いからで、15年20.5%、16年18.5%と高水準です(まぁ16年に関してはリーグ全体で高かったのですが)。ただこれ以上のパワーの上積みは難しいですから、より強いフライを打つことが彼の本塁打の増加につながるでしょう。…うん。あとはバットに当たれば。

 この「バットに当たれば強い」というのはSouza Jr.の大きな特長の一つだと思います。昨年のLD%24.9%というのはリーグ12位相当の高水準ですし、高いHR/FBと相まってかなりすんごい打者の様に見えるんですよね。それでもゴロ系という不思議さがあって、ユニークさが際立ちます。

 とりあえず彼について求めたいことは、まずはバットに当てる。そしてフライを増やす。ライナーは減らさない。もっとよく球を見て四球を増やす。むちゃくちゃかもしれませんけれども、それぞれできるポテンシャルがあるように見受けられるのがまた、彼に期待をかけたくなる点なのです。特に四球を増やすことに関しては以前できていましたからね。まずはここから、でしょうか。

 …なんだかベイスターズの石川選手みたいですね(笑)そうならないように期待したい(笑)

 今年はなんだかんだで昨年並みの120試合450打席くらいが与えられるのではないでしょうか。守備も良いしね。

(まとめ)

・三振の多さがまずは課題。四球とのバランスが悪いのがそれを強く際立たせる。

・選球眼が悪くなっているように思える16年であった。

・実はゴロ系の打者ではある。

・でもHR/FBは高く、LD%も高い。とにかくバットに当たれば強い(笑)

・ポテンシャルの高さは感じるから、頑張って欲しい。

413打数96安打 本塁打18 四球37 三振150 二塁打17 三塁打1 .232/.295/.408 OPS.703 wOBA.307

 …う~ん…ポジってみたはいいけどこんなんじゃダメじゃんね。。。16年とほとんど変わらないし、成績。やっぱ打席の1/3も三振しながら、四球率一桁は良くないよねぇ…。

(感想)

 本当ポテンシャルの塊で、すごい好きな打者なんですが、どうにもバットがボールに当たらない。バットがすごく軽そうに、まるで針を振ってるくらいの感じで振りぬくのは爽快なんですけれどもねぇ。当たればボールはどこまでも飛んでいくし。そういえば大田泰示がそういう感じの打者だったなぁとか思いながら。

 

☆本日のおまけ その1

 最近ね、こっちの更新滞りがち…なのは。ポ〇モンもあるけどこっちのせいでもあるんですよね。

□05

 買っちゃったのです。超大型水槽。1500㎜×900㎜×600㎜で、15㎜厚のアクリル板の重合接着ですよ。いやぁこれ眺めてるだけで楽しいのですよ。ポイントは何と言っても奥行き900㎜。スリム水槽なんて認めねぇ。

 それにしてもねぇ…最近のネイチャーアクアリウム(笑)とは本当に合わないんですよねぇ私。基本的には魚とかいきものを飼育することが楽しい派なので、別にインテリアがどうとかこうとか考えてません。なので、最近のネイチャーアクアリウムを中心としたアクアリストの皆様とは考えが合わず。そういう意味では全く面白くない水槽だらけだなぁと思うのですよ。なんかもう見かける魚もお決まりで。とりあえずざっと今の水槽文化で嫌なところはこんな感じ。

・とにかく小型化。小型魚・小型水槽。

・どこ行っても画一的な水槽。同じような道具使って同じような魚のいる水槽を作ってる。

・ちっとも自然じゃないネイチャーアクアリウム(笑)の影響強すぎ。

・アレはダメ、コレじゃなきゃダメという既成概念ですべてが進行しているようなこと。

・ソイル(笑)

・弱酸性(笑)

 ざっとこんなところですかね。まず1点目。私小型魚は嫌いじゃないですけど、小型水槽は好きじゃないですねぇ。水質も水温も安定しないし。ちっこいから世話めんどくさいし。30㎝キューブとか恐怖ですよ。で、そこに外部とか(笑)底面最強説を唱えたい。で、水流(笑)が強いとか。もう何が何やらわかりません。ってか60㎝規格を置くだけで怖いとか何言ってるの?みたいな感じが…。ちなみに我が家は現在アカヒレ50がカイヤン3、ヘラブナ2、メインのスッポンモドキの荒(あらめ)君で飼育されています。別にアカヒレは食われません。こういう混泳技術のある人とか、今はいないですよね。

 2点目。同じような水草を同じような水槽で、同じような魚を入れて。自分の価値観でこの魚がめちゃくちゃカッコいいから飼育したいとか、そういう考えがある人がいない気がする。おかげで見かけなくなった魚が多数いるよね。小型魚でも。ペンテトとかシザーステールラスボラとかレオパードタティアとかアフリカンランプアイとか。確かに持て余して放流よりは良いのかもだけどさー。もっとこう飼育の面白さを教えてくれるような魚が減ってる気がする。

 3点目。ネイチャーアクアリウムは正直意味が分かりません。ちっとも自然じゃないし、魚フレンドリーじゃないし、水量自ら減らしてるし、魚が泳ぐスペース削ってるし…なんていう大型魚大好き人間にはちょっとねぇ(笑)あとね。全体みどりみどりしすぎ問題。ネイチャーアクアリウムと言いつつ、汽水域を再現した様なマングローブの根っこみたいに作った水槽とかそういうのが見たいですが、見かけませんね。無理矢理緑色にしてるし。。。

 4点目。それこそ混泳技術なんかでよく見かける奴ですかね。あとは濾過が足りないとか足りてるとかでも見かける気がします。過密飼育だのなんだの。確かに、明らかに相性が悪い奴とかもいますけど、それも絶対じゃないし、やり方ってのがあると思うんですよね。先に誰入れるとか。ちなみに私は昔マナマズとランプアイを混泳させてましたが、別に何ともなく飼育できてました。過密飼育なんかはそれこそガンガン水替えと必殺サンゴ砂で対応すればよい訳で。バクテリアなんてそう簡単に減りません(笑)むしろ普段どんだけみんなバクテリア少ない水槽で飼育してるんだか…。そんなベアタンク至上主義者です。ちなみに水を回していない底砂(ソイルでも良いけど)が生物濾過で重要とかイミフ。底面みたいにちゃんと水流回して、酸素供給してやれば別だけど。逆に底面が手間かかるとかも理解不能。底砂敷いてる時点で手間はかかる。

 5点目。ソイル(笑)あんなボロボロに崩れるものをしかも半年に一回替えなきゃいけないものを使うとか。。。普通に田砂とサンゴ砂で良いじゃん?みたいなね。水草水槽の人の考えが多いからだと思うんですが。要するに飼育を楽しみたい人が減ってるんだと思うところですかね。あとはなんか商売に乗せられてるか(笑)

 6点目。弱酸性(笑)これは知らないうちにスタンダードになっていたもの。これも水草水槽の影響力だと思うんですが、ちょっと前のとにかく魚の飼育技術の方が大事だったころは硝酸塩を増やしても中性近くを保つように、どこかしらにはサンゴ砂が入っていたものです。フィルターの中とか、水作の中とかどこかしら。今じゃ天敵ですからねぇサンゴ砂(笑)変われば変わるものです。ちなみにseriseriはサンゴ砂、必ずどっかしらに入れてます。どんな魚の飼育であっても急激な酸性化を抑えられるのと併せて、水替えした時の水質差を小さくするので。そいやカルキ抜きも10年くらい使ってないなぁ(笑)

 って色々語ってみましたが、要するに水槽やってるけど、理解してくれる友達少なくて悲しいという一言でまとめられるのでした。

 大型魚も好きだけど、アロワナもポリプも肺魚もダトニオもアフリカン・南米関わらず大型シクリッドもガーも淡水エイもピラルクもピラニアもカショーロもディスカスもナイフも基本興味ないというひねくれものだと余計に友達がいないのである(笑)ナマズ可愛いよねナマズ。それ以外だとコイ系とスズキ系が好きです。雷魚もOK。

 そういう理由で(まぁ今はアジア圏の水槽にしたいのもあるが)、現在はスッポンモドキ(甲長18㎝、導入後2年)とカイヤン3匹(20-27㎝、導入後2年弱)、アカヒレ50(導入後1年弱)、ヘラブナ2匹(8㎝、導入後3か月)というややカオスな水槽になっているのです。ここに今度はアカヒレ(100くらい?)とタナゴ(30くらい?)とトランスルーセント(20くらい)とソウギョと入れたいですね。本当はチョウザメとかバラとかパーカーホとかハマギギとか淡水ドラムとかナイフとかアオウオ入れたいけど、多分どれも難しそう(笑)あとは苔要員兼餌兼クチバシ伸びすぎ防止兼いたずら防止のおもちゃとしてのアップルスネール入れたいけど、今売ってるのかしら?別な水槽で繁殖させて入れてあげたいのだが。。。

☆本日のおまけ その2

 Davis DeJesusがひっそりと引退しました。お疲れ様でした。TBでは選球眼の良いベテランとして活躍してくれました。私も好きな選手の一人でした。