Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

Red Hot Souza!!!!

(目的/動機)

 Souza Jr.が今いい感じに打っています。ので、彼の成績を眺めてみようという企画です。

(方法)

 いつものテンプレ(笑)に成績を打ち込み、それを眺めます。次にそれでちょいちょい考察していきます。いつもの選手成績予想システムseriseri(今のバージョンはわからないけれどもVer. 1.3.0くらい、という名のただのエクセルファイル)には数字を入れません。もうシーズン始まってしまっている以上、後出しの成績予想はしたくない。

 本記事は現地4/25の試合終了後のデータで作成しています。

(結果)

□01

 ここまで21試合で4本塁打。ペース自体は落ち着いてきましたが、それでもキャリアハイペースは全く変わらず。

□02

 本塁打だけなら驚かないが、2B3Bもキャリアハイペースで稼いでいる。さらに、四球数は既に11、WARも1.4を記録している。wOBAも.428と素晴らしい数字である。

 P/PA(打席当たりの球数)はキャリア平均や昨年とほぼ変化はないが、P/O(アウト当たりの球数)はリーグ最上位クラスであり、キャリア平均と比べても1近く上昇している。

□03

 単純に打率・出塁率長打率ともに素晴らしい数字を記録している。また、BB%、K%いずれもキャリアハイ相当のペースである。(それでも25.6%のK%…。)

□04

 まずBABIPは.431、ただしxBABIPも.359は記録している。GB/FBはキャリア通算とほぼ変わらず1.25である。また、HR/FB25.0%は高いくパワーを見せているが、14年に33.3%、15年に20.5%を記録しているなど、不可能とは言えない数字である。今年の特長としてLD%が34.5%と非常に高い数字を記録している。

(考察)

 ここまではサンプル数こそ少ないものの、かなり良い成績を残しているのがわかります。まずはP/PAとP/Oの比較で、アプローチの質自体はほぼ変わらず、基本的にはカウントが深くすることができています。一方で、アウトになることが減っているのは、三振の減少とBIPでセーフになることが多くなったことが原因でしょう。

 で、その四球率ですが、12.2%とそこそこの率ですが、実際マイナーの成績見てるとそれくらいはやってもおかしくはないという数字です。同様に三振率25.6%もマイナーの頃からすると割と普通。つまり、とうとうSouza Jr.の才能が開花!!!MLBに対応成功と見ることはおかしくはないのです。

 運に恵まれているのではないかという指摘。それは確かにあり得ます。xBABIP.359に対してBABIP.431、その差0.072という数字は維持することは困難でしょう。以前の連載中に調べた通り、不可能ではありませんが、可能性としては0.3%程度。ほぼ不可能と言っても過言ではありません。ですが、それ以外に注目すべき点があるのです。つまりGB/FBの比率を変化させないまま、LD%を大きく上昇させている(つまり良い当たりを多く打てている)のです。これはBABIPの上昇、つまり打率の上昇、出塁率の上昇に直結する数字です。xBABIP.359はそれだけで素晴らしい数字だと言えるのです。併せてHR/FB、本塁打を打つ能力も上がっていますから、なおさら印象が良いですね。

 そういう感じの現状のSouza Jr.。これが今後どのように数字が変化するのかは楽しみなところではありますが、願わくば、これが維持できるようにしてほしいですね。

(まとめ)

 要するに

・幸運ではある。

・でも実力面も上がっているように見える。

・さらに根本的なアプローチや打球傾向は変わらない。

・それらやマイナーの数字と比較すると、ファンが待ち望んでいたSouza Jr.の姿

 という感じでしょうか。

(感想)

 いやぁこれがSouza Jr.の開花した姿であればうれしいですよ。本当。彼のバットが小さく軽く見える姿は見ていて楽しいので、もっともっとファンを喜ばせてほしいです。彼が不調になってくると、バットが大きく重たいものに感じられるようになります。そうなる時期はあるかもしれません。疲れとかで。でも、その時期をうまく乗り切って、良い打者として成長してほしいです。はい。とりあえず運要素が上下するのは想定内として、内容が極端に悪化しないように、頑張って欲しい。がんばRays!!!

 いやぁにしても久々の投稿。なんつーか毎年シーズン当初って本当ネタに困るやーつ。直接観た映像の感想文じゃないからねぇ。。。そして仕事が諸事情につき年度当初は忙しいのである。