Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

シーズン終了と補強ポイント整理

 執念で勝ち取ったALDSでしたが1勝3敗という成績で敗退が決まりました。今年のBOSは本当に強かったです。緒戦、マドン監督が上原を出させない展開にすることが重要というコメントを出していましたが、それにBOSがじゃあ出さない展開にしてやるよ、とばかりに猛爆を加えTB投手陣をノックアウト。2戦目には盤石の体勢で一気に大手をかけた時点でほぼ勝負は決していたとも言えるでしょう。しかしながら、それでもあきらめないTBはホームに帰って、サヨナラ男Lobatonが上原からサヨナラ弾を叩き込み勝利。さらに翌試合もHellicksonが崩れかけると見るやすぐさまリリーフ投入、さらに3回からMooreそしてTorres。さらにMcGeeと自慢のサウスポーを惜しげも無く投入。最終回にはArcherまでも投入し、先発ができる投手を4人もつぎ込む総力戦になりました。結果的にはMcGeeが決勝点を奪われ、Rodneyで駄目押しをされる形で敗戦となりましたが、その執念に大きな拍手です。最後の最後まで夢を見させてくれました。TBの選手たちにありがとうと言いたいです。

 さて、このブログも実は今月で2周年(実質的に稼働を開始してから)です。どうしても速報系、ニュース系のブログではなく、私自身が自ら考えて、考えたことを書くようなブログですからシーズンが終わったこれからが本番です。毎オフの様に気になった選手の今年の結果を振り返りつつ、来シーズンの成績を想定してみたいと思います。今後とも当ブログをよろしくお願い致します。

 という訳で早速ですがTBの補強ポイントを整理してみましょう。今年は(というか今年も)最重要ポイントになるのはパワー面になるでしょう。というのも、最後までレギュラーを確定できなかったDHに加え1B LoneyまでもがFAとなってしまい、パワーポジションが2つ空くことになるからです。いわゆる左右病っぽくなってしまっているマドン監督ですから打者の左右は問いません。但し、予算は今年と同額とすると2ポジションで約5Mちょっととかなり固い財布のひもとなります。

 ざっとFAリストを眺めてみてほしいなぁなんて思った選手はYoukilisやMorneau、Reynolds、Michael Youngといった辺りでしょうか。それ以外にはNapoliやLindなんかも候補としてリストアップはされるでしょう(契約は厳しいけど)。これらの人材のうちの誰かを獲得できれば大成功に近いと言えるかと思います。ちなみに今年すごく運が良かったLoneyさんとは再契約はちょっと厳しいかなぁと。というのも彼と再契約しても今年は非常に運が良かった分その反動であまり好成績が期待できないと思うからです。これまでも同様にKotchmanやKeppingerらとの契約を見送ってきた経緯があります。

 続いて補強が必須なのは捕手となります。今年はJose LobatonとJose MolinaというダブルJose体制でシーズンを乗り切りました。そして今年はMolinaがFAとなります。そしてこのタイミングでTBはLobatonに独り立ちしてほしいという気持ちがあると思いますから、とりあえずLobatonで行くでしょう。しかし、そうだとしても2番手捕手がいません。そのため、第2捕手ができる、そして万が一Lobatonが駄目駄目だったときはレギュラーもはれる捕手がベストです。そうなると…Molinaと再契約もしくはBuck、あるいはNavvaroといった辺りが候補になってくると思います。今年も1.5Mしかかけてないポジションですが、ほぼ同額での獲得を目指すでしょう。

 野手では一旦ここまででしょう。それ以外のポジションは大抵埋まっています。例年薄い外野もMyers、ジェニ、Joyceといて、さらにFuldやしょーん君らのバックアップもあり、そしてZobさんがいます。サードは不動のLongoがおり、SSはEscobarと再契約するでしょう。2BはZobさんがいて、内野の控えにはしょーん君らがいます。内野手の控えくらいは必要かもしれませんが、贅沢に(?)某ドラフト全体1位指名選手をユーティリティーで使えれば問題は無さそうです。そう考えると補強の余地も財布の余裕もなさそうです。

 さて、では投手陣はどうでしょう。今年はHernandez(というかカモーナ)がいましたが、ここは再契約はないでしょう。Price、Moore、Cobb、Hellickson、Archer、OdorizziさらにはColomeらで回すといういつもの形になると思います。私自身はNiemannに期待したいのですが、彼はまだFAではないと思いますので、復活すれば大きいです。つまり先発投手は放出はあっても新規獲得はマイナーのプロスペクトではない限りあり得ない状況と言っても良いでしょう。

 それでは中継ぎの状況はどうでしょうか。今年はRodney、WrightらがFAとなりますが、例年に比べると「安泰」と言えると思います。右のPeralta、左のMcGeeとどちらも不安が無い訳では無いですが、少なくともリリーフのコアパートは確保しています。また、今年非常に良かったTorresは来年度いわゆる2年目のジンクス的に調子を落とすことも考えられますが、それでも奪三振力は魅力ですし、イニングも長めに投げられることからリリーフでは良い人材になるでしょう(個人的にはやっぱり先発だと思うけど)。またGomes辺りも確保していますので例年の様に中継ぎが誰もいない、みたいな事態は避けられます。

 おそらくRodneyがFAとなり、クローザーを誰にするのか、ということを気にされる方が多いかもしれません。私の友人も同じように話をしてました。しかし、私はこれに関しては全く気にしていないんですよね。どうせ、誰かベテランを安価で獲得して程々クローザーとして年間60試合、2勝3敗30セーブ防御率3.50みたいな成績を残してくれるでしょうから。もしくは思い切ってMcGeeかPeralta、Torresのクローザー抜擢もしても良いかもしれません。

 そんな感じなので適当なリリーフ投手を補強する形で良いでしょう。個人的なねらい目はDotelだと思っています。三振、取れるしベテランだし。クローザー、Dotelで!!!

 というところで今日はおしまいにしたいと思います。