Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

(リハビリ記事)フライボール革命でHRはみんなのものになった

 

(目的)

 本塁打数がここ数年急増している。それはフライボール革命と呼ばれ、ある種の意識改革によるものだと思われる。それについては以前考察したとおり。今回はこの手の記事を新しく書くためのリハビリとして、追認と追加の考察を行うことを主目的としている。

 また、フライボール革命がこれまでと何が違うのかを考察したいと考えている。

 

(方法)

 MLBトータルのシーズン本塁打数、シーズン本塁打が50本以上、40本以上、30本以上、20本以上の打者の人数を調べ、年度ごとの変化を確認する。併せて両リーグの各年の本塁打王本塁打数を確認し、年度ごとの変化を確認する。

 今回は過去30年分について確認を行った。

 

(結果)

 

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□01:右からAL本塁打王の本数、NL本塁打王の本数、50本以上の人数、40本以上の人数、30本以上の人数、20本以上の人数

 

 これを基に考察した。

 

(考察)

 

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□02:MLB本塁打

 MLB全体の本塁打数は90年代後半から00年代前半にかけてステロイド時代の本塁打量産期があり、その後10年代前半にかけて「ポストステロイド時代」「投手の時代」などと言われ本塁打数は減少した。その後シーズン最多本塁打記録を更新した17年、19年に向けて増加することがわかる。

 

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□03:AL/NL本塁打王

 ところが、シーズンの本塁打王の本数自体は90年代から変動はほとんどない。基本的には30本台後半から50本台である。特にALは30本台が2度、60本以上は無しと安定している。NLはMcGwire、Sosa、Bondsらの影響で極めて多い本数で推移していることもあれば、本数が少なくなる時期も見られる。また、97年はMcGwireがOAKからSTLへ移籍したことで本塁打王を獲得することはできなかったが(OAKで34本、STLで24本)、シーズン通算では58本とMLB最多の本塁打を打った。

 

 

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□04:40本以上/50本以上打者数

 特にホームランを打つことに長けている長打力が持ち味の40本塁打以上/50本塁打以上の打者の人数を調べてみると90年代後半~00年代前半のステロイド時代と比較すると現在はそこまで人数が多いわけではない。50本以上の打者数は17年でも2名しかおらず、40本以上の打者数も19年に10名記録したが、96年~06年は毎年10名以上、96年は最多の17名であったことを考えると特筆すべき数字ではないように感じる。

 

 これらのことから、トップ層が多くの本塁打を打つのではなく、それ以下の中間層の人数が増えたのではないかと考えられる。

 

 

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□05:20本以上/30本以上打者数

 そのため20本以上まで広げてみると、40本以上とは違う傾向が見て取れる。20本以上の打者数は今年129名を記録するなど、16年から4年連続で100名以上いた。ステロイド時代では99年と00年に2度記録しただけであったため、ここについては明確に現代の方が人数が多くいるのが明確にわかる。つまりトップ層が大きく数字を伸ばして総本塁打数を押し上げたのではなく、その下の層が現代の本塁打増加の主因であると理解できる。

 30本以上の打者数はステロイド時代と大きな人数差がないともみえるが、40本以上がむしろ少ないくらいであったことを考えるとトップ層の下の30本台の人数が多いと考えられる。

 

 

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□06:20本台/30本台人数

 それらを抽出すると一目瞭然である。特に20本台の人数の伸びがすさまじく、16年以降、4年連続で70名以上がこれを記録しており、圧倒的である。

 

 以上のことから、現代とステロイド時代の本塁打量産の性質の違いが見えてきた。ステロイド時代はトップ層が強く牽引した結果の本塁打の量産であり、現代はむしろその下の長距離打者以外の打者の本塁打量産の結果であると考えられる。その人数が大きく違っているため、個々人の本塁打数はステロイド時代のNLの方が多くとも、総本塁打数では現代の方が多いのではないか。

 

(まとめ)

 ステロイド時代は本塁打が量産されたとは言え、本塁打はやはりごく限られた、一部の選ばれた打者たちのためのものであった。ごく限られた打者が本塁打狙いのフライを打つ打撃を行い、そうではない打者はむしろ本塁打になりにくい打球、ライナーやゴロを狙って打っていたのである。ところが、現代ではそういった打者の大部分においてもフライを意識して打つことによって成績の向上と得点への寄与が大きくなることが認められたため、フライを打つ打者が増加し、本塁打が量産されることになったと。その結果としての20本台30本台の人数の増加である。

 以前seriseriが確認した通りの事実が再確認できたのではなかろうか。

 また、OPSの評価や得点への寄与等、いわゆるSABRメトリクスによる得点増加への効果的な方法や、そもそも得点の価値の再認識などが現在の潮流を推し進めたことだといえる。

 

・現代は中距離打者の本塁打数が増加したことによる本塁打の量産である。

ステロイド時代とは異なった構造で本塁打が増加している。

・その裏にはSABRメトリクスによる分析の発展があるといえる。

本塁打が「選ばれた打者」から「みんなのもの」へと変化した。

・「みんな」がスイングを変えて意識が変わったことで本塁打が量産されている。

・以前確認した事実と相違ないことが確認できた。

 

(感想)

 大体知っている内容でしたが、別な手法で追認できたことは良いことでした。今回はどちらかというと歴史学的な考察方法でしょうかね。数字遊び面白い!

 結果的に本塁打はみんなに効果があるじゃんってわかって、スイングを変えるというある種の意識改革的なことでというのは面白いし、こうやって環境が変わっていくんですよね。わざわざ運営が環境を変えなくても。

 ついでにボールが変わってるの議論についてですが、よくわからないです。触ってる訳じゃないし。でもMLBだったら、ボールの仕様が変わっていればそれをアナウンスするとは思うんです。こっそり変えるなどということはフェアじゃないですし、MLBの行動っぽくないんですよね。ということは、仕様の範疇での変化なのではないでしょうか。NPBだって統一したボールの仕様に変えましたというのはアナウンスしてあったわけですし(その後その基準に合致しないボールだったのをそのまま黙って使ってた方が問題で…)。

 MLBももし変わってたとしたらなんかちょっとしたことによる製造ミス(というかブレ?)とかなんじゃないかなぁちがうかなぁ。

 というところで今日はここまで。

 

(おまけ)

 Seriseriが好きなゲーム、ポケモンでも、運営がいじらなくても環境は変わる訳ですよ。ある程度ゲームバランスがとれていれば流行り廃りが出てくるはずで、それこそメガライボルトが流行って廃れたり、ダブルでサワムラーが一瞬だけ流行ってすぐ対策されたり、ミミッキュ倒すためにメガギャラドスが型破りでアイアンヘッドしたと思ったらミミッキュは今度は素早さを落として耐久を厚くしてそれを耐えて返り討ちにできるようにしたり。

だから最近の運営が勝手に環境を変えてゆく(特にオンラインの)ゲームの手法は好きになれません。そんなことしなくても環境は煮詰まるし、変動すると思うんです。もちろんメガガルやアローの様なちょっと行きすぎってのはあるかもしれませんが、それだってじゃあメガガルさえ使えれば問題なかったかというとそうではなかった訳で。だからうん。運営は極力ゲームバランスに介入しないで、最初からバランスよく作るようにしてほしいです。と最近の運営がいじりすぎているゲームに対して強く思います。

 少しは将棋やチェスや囲碁を見習ってほしい(笑)あいつら何百年も同じルールのまま、色んな戦法が生まれては消え、流行って廃れていくんですよ?すごくない?ゲームバランスが悪いからって運営が手を加えるのはその芽を摘み取ることにもなるんですよ。飛車が強いから成るの禁止ね!とかなったら意味がわからん(笑)

 

(おまけ その2)

 90年以上、ALは通算73,497本塁打、NLは71,933本塁打。DHがあるALの方が本塁打は多くて当然だと思うが、そこまで差は開いていない。2%程度。ちょっと意外。10%くらい多くてもいいと思うんだよね。単純には言えないけど投手が打者になるんだから。

 ところがそれどころか98-11年の14年間のうち09年を除く13年間はシーズン本塁打数がNLの方が多い。特に01年は446本、07年は453本で2割増しくらいの計算。さりげなくすごいことだと思う。

 

行くぞフロリダ その2 米国上陸編

 WSいいなぁ。。。どうもseriseriです。忘れないうちにどんどんブログ更新していきましょう。ブログは更新頻度が大切です(2年間放置していた人)

 

 前回はビザ取得までを書きました。まぁぶっちゃけここでおしまいですよ、山場は。といってもアレなので、今回は米国上陸からホテルチェックインくらいまでを。

 

 今回のフライトはANA便(マイルを考えたら格安航空券と比べてもトントン)でシカゴ・オヘア経由タンパ国際空港(TPA)の往復です。がっつり釣りをする(ので刃物がある)&選手のレプリカユニなどを購入して荷物が増えることを考えて初めてキャリーバッグなるものを購入して持ち込みました。普段はリュック1つでどこでも行けてしまうので…。。。このなれないキャリーバッグを持っての移動が後日大変なトラブルを引き起こすのですが、それはまた今度。

 フライトが11:40羽田発ということでのんびり家を出たseriseri。海外Wi-Fiの受け取りや両替などをのんびり行って自動チェックインで座席指定して荷物預入をしようとしたところ…。搭乗まであと20分のアナウンス。…時間を1時間勘違いしてました(トラブルその1)。今時国際線の搭乗なんて10分もあれば十分ですから何とか間に合いました。

 どうでもいい豆知識としては羽田国際線ターミナルは左側奥にある保安検査の方がいつもすいています。歩いても大した距離じゃないから、そちらの利用を個人的にはおすすめするところです。ついつい中央の大きい方を使っちゃいますけどね。

 海外Wi-Fiは最近の海外旅行では一般的になっているかもしれませんが、本当にあると便利なので(まぁ無料Wi-Fiのところも多いですが)、絶対に借りていきたいものだと思いますね。1万円もだせば事実上の使い放題ですし。アメフトや野球のチケットがどんどんペーパーレス化していることを考えるとぽけふぁいないとキツイし。

 航空機はいつも?のB777。今回は空いていたこともあってお見合いシート窓際をゲットできました。…窓見れなかったけど。機内では適宜寝たり映画見たりしました。映画はアラジンとか名探偵コナンの奴とか名探偵ピカチュウとか見ました。名探偵コナンの奴がちっとも名探偵してないし、名探偵ピカチュウより現実離れしてて苦笑い。Speechlessが名曲すぎてよかったけど、ストーリーはほぼおんなじで、ディズニーはダンボといいライオンキングといいなんか新しいことできないのかなと思う。あ、モアナは良かったですね。好き。

 偏西風にも乗って10時間半くらいで無事にシカゴ・オヘア空港へ到着。聞いた話だとフロリダに行くには必然的に乗り継ぎが必要になりますが、米国南東端であるために、できるだけ東に飛んでから南に下るパターンが時間的にも体調的にも楽とのこと。例えばアトランタ、シカゴ、NYなど。逆にLAとか乗り換えは不便になるよ、と。東京-タンパが大体直線距離で11,700㎞。シカゴ経由だと11,850㎞、NY経由で12,500㎞、LA経由で12,500㎞なのであんまり距離的には変わらないのですけどね。

 さて、空港ではseriseri最大の関門、入国審査が待っております。ESTAではなくビザでの入国の場合は入国審査が大変で、基本的には別室で取り調べがあると聞いています。このため、乗り継ぎは4時間半以上を推奨されています(乗り過ごしたらもったいないからね)。今回はこれ対策で乗り継ぎ7時間もあるのだ…3時間って言う楽勝コースもあるのに涙目。

 通常どおり降機して入管手続きの列に並びます。ESTAを持っていないので、ビザ用の方に並ぶ私。基本的には入国手続きを機械でやって、その後普通に人の審査となります。さすがに人を省略はビザの人たちについてはできない模様。この機械での入管ですが、出てくるレシートはいらないよって言われました。基本的にはいらないみたい。…じゃあなんで機械からは入管管理官に渡してねって出るんだろう。。。

 そして緊張の管理官による入国審査…一瞬で終わり質問事項、無し!え…。。。ちなみにビザ取得の時に指紋も取られてるのでいつもの指紋取る奴もなしです。秒速で終わった…。。。バゲッジクレームで荷物受け取って(釣り竿は流れてこないので注意)、また預けて、保安検査抜けて7時間の暇が始まりました!シカゴの街に出てもいいかなとか思ったんですが、フィールド博物館とか行くと時間かかりそうだし交通システム調べてないからなぁと断念。

 空港では本当に暇でして、とりあえず端から端までターミナル(1、2、5に行ける)歩いて、ご飯食べて(空港だから高い)、本読んで、F4Fを見学して。7時間は本当に暇でした。助けて。F4Fはかっこいい飛行機ですね。私は好きです。でもアレだけじっくり見ても30分だから。。。

 オヘア空港はベアーズ推しなので、第1ターミナルのゲート、BとCはベアーズのロゴを使っていて好印象。

 なんか何時間か経って、搭乗ゲートが発表になったのでその近くで待機しました。フライトはUA便です。機種は737のどれかでしたか。上下両方に飛び出すウィングレットがかっこいい!

 あと7時間もうろうろしたので気づいたことが。それは各地に飛ぶ飛行機には必ず地元のスポーツチームのファンがいてTシャツやキャップ、中にはレプリカユニなどを着ているのです。例えばカンサスシティに飛ぶフライトにはチーフスやロイヤルズのシャツを着ている人が何人もいたし、インディアナポリスにはコルツでした。もちろんNBAの人もいますし、結構な頻度で大学アメフトのファンもいるんですね。なので表示を見なくても客を見ればどこ行きか結構わかったりするものです。…ちなみにタンパ行きにはそういう人が一切いなくて、ライトニングのシャツを着た人が2人いただけでした。。。悲しい。

 タンパまでのフライトは結構長く4時間くらいかかった気がします。ほとんど寝てたのでわからない。。。個人画面あったけどイヤホンないから聞けなかったし

 で、TPA着!タンパの空港は不思議な構造をしていました。中央のターミナルが左右で赤青に分かれていて、そこからさらに飛行機が着くサテライトが独立してあります。なので、サテライトと中央のターミナルはよくあるゆりかもめみたいなので連絡されています。それ以外にレンタカー借りれる建物と駐車場が別のところにあるので、それも別なゆりかもめみたいなので移動することになります。最初そんなこと知らなくて結構テンパりました。赤青は航空会社によって決まっているみたいですね。あと全体的に天井が高くて閑散としている印象があるので(夜についたのもある)、寂しい印象があります。

 で、レンタカーを借りる。今回は安心安全ってことでちょっとお高いけどハーツにしました。まぁたぶんどれでも大丈夫。手続き自体は簡単に済みました。日本で予約してから行ってるしね。とりあえず燃料は満タンにしないで返して良い奴にしました。割高だけど絶対そんな空っぽになるまでは使わないし、ガソリン入れるの面倒なので(カード社会なのにZIPコード必要でカード使えないので)。で、どれを借りたらいいかわからない。から聞いたら、あなたの借りたクラスの車はどれつかってもいいよとのこと。噂には聞いていたがそんなのあるのね。カギは車の中にあるっぽい。とりあえず日産の車にしたら、ナビがついていない(予約したのに…)。しょうがないからナビがついているのを探したらトヨタのがついてたのでそれにする…が使えない。…さすがにナビ無いと困るんだけどなぁ(トラブルその2)使えないんだけどって係の人に言ったら、「???」って顔された。アメリカではGPSって呼ぶんだって。なんだそりゃ。とりあえず出口のところで貸してくれるというので、日産の車を選んで出口に向かうことにしました。いやはや。車選ぶだけで1時間かかってまっせ。

 その後、車の手続き完了してGPS(笑)を装着して、さて住所打ち込もう…としたら後ろの車にせっつかれてダメ。相当手間取りつつ何とかホテルの住所を入力して、夜間高速を走行してホテルへ。ホテルはセントピーターズバーグの方に取っていたので、タンパ湾を渡る橋を渡るんですよね。楽しみにしていたんですが夜間だし緊張しているしで、景色を楽しむことはできず。この後散々渡りましたが。

 結構距離はあるし、怖いので法定速度を守っていたら1時間かかってホテル着でした。ホテルは安モーテル。女性には泊まらせたくないな、くらい。深夜だったのでこの日はさっさと寝ちゃいました。

 と今日はここまでにしましょう。

 ここまでのトラブル

 その1 行きの飛行機の時間を1時間間違える。→たまたま早めに行ってたのでセーフ

 その2 車にナビがついてない!→なんか最後に出てきた。GPSって呼ぶらしいよ!ぽけごみたいに信号を探しています!って言われたら困るね!

 

行くぞフロリダ その1 ビザ取得編

 ご無沙汰しております。Seriseriでごじゃい。いやはや。お国のためにと言いつつ2年間散ってまいりました。久しぶりですが、ブログの更新を行っていこうかと思います。

 Seriseriは9月に遅めの夏休みをいただき、念願だった米国フロリダ州タンパ、セントピーターズバーグに行ってきました。その旅行記という形になります。連載で4回か5回を予定するつもりです。訪問目的はもちろんRaysの試合観戦を中心としておりますが、併せてBuccaneersの試合観戦と釣りも入っております。Seriseriの好きなもの詰め込みましたセットな感じです。この旅行、ちょっと無理矢理行ったようなところもあったのですが、それもこれも「どうしても今年じゃないと」な理由がありました。それがBuccaneersで今年Ndamukong Suhがプレーするからなんですね。本名のもじりもあって、彼の大ファンな私ですが、さすがに彼一人のために渡米するのは…となっていたのですが、なんと彼がBuccaneersと契約。Raysもいるし、ベテランのSuhですから今年行かないと二度と観る機会は訪れないと思い、渡米する運びとなりました。実際、行ってすごく良かったので、無理してでも行くものですね。

 

 さて、では張り切ってまいりましょう。米国へは通常日本人は簡易ビザであるESTAを取得して入国するのですが、トランプ政権になってからESTAの取得要件が厳しくなり、2011年3月1日以降、イラン、イラクリビア北朝鮮ソマリアスーダン、シリア、イエメンへの渡航歴がある人にはESTAの取得ができなくなりました。Seriseriはイランへの渡航歴があるので、ESTA取得ができないんですね。なぜ行ったかは下のリンクからどうぞ。

(リンク:イラン野球の旅)

 ESTAの取得ができないため、トランジットや観光目的であっても、ビザ(私の場合は観光なのでB1/B2という種別のビザ)の取得が必要になるのです。そしてこれがまた米国の場合は大変なのです…。というのが今日のお話です。

 

 ビザ取得は何せ煩雑ではありますが、基本的なステップは五つ。

 1.DS-160というビザ申請書類をオンラインで作成

 2.大使館・領事館での面接

 3.ビザゲット

 

 細かい方法についてはGoogle先生にお願いしてください。特に留学生向けのビザ取得の情報が多く出てきます。Seriseriは「旅の杜」というサイトの「【VISA】米国ビザの申請」を参考にしました。書いている人がイランへの渡航予定がありということで、Seriseriの状況に似ていたので大変参考になりました。

 という訳で最初はオンラインでDS-160の作成に入ります。これ結構時間かかり、必要な情報全部持っていても1時間以上は余裕でかかりました。質問内容やサイトの構成も少しずつ更新しているようで、様々なサイトのものを見ても一致しませんがその辺は臨機応変に行います。途中で保存ができるようになっているので、自分の申請番号を控えてこまめに保存、いつでも呼び出せるようにするのが吉です。私は申請番号を控えて何も書かずに閉じて再度呼び出せるか確認してからやりました(でも一度失敗した)

 質問内容はいわゆる個人情報から始まりますが、パスポートなくしたことがあったら、それを書かないといけません(私は亡くしたことがある)。なんか亡くした状況とかも書かないといけません。

 次に旅行情報。滞在期間とか目的は普通に書けばよいのですが、滞在場所とかの住所が必要になります。私は今回はBuccaneersの本拠地Raymond James Stadiumの住所とかを勝手に書きました。さらに米国への渡航歴(過去5回)や米国ビザの発行歴が必要になります。Seriseriはまず渡航歴が過去すぎる&多いので細かくわからない、ビザ発行歴はそもそも前回は3歳の時にもらったのでよく知らない、などがありました。渡航歴は3回分くらいを思い出して書きました。過去ビザについては番号なんて控えてないですが、親に聞いてビザ種別は確認して記載です。米国内連絡先も必要になります。よくわからないからRaysのHPにあった適当と思われる住所とかを勝手に書いています。ほかにどうしろと…。。。

 親族情報や今の職業などの記載もあります。この辺はそこまで準備するものはありませんでした。なんとか。SNSのアカウントとかも書く必要があるので、私はTwitterのアカウントを。FBとかインスタとかもあれば書きましょう。

 続くセキュリティ情報は基本的に全部Noで行けるのですが、たまに変なものに引っかかります。なんかイランへの渡航歴とかでYesを選択するものがあったりしました。ちゃんと読まないとダメですね。

 最後に写真のアップロードです。JPEGで240KB以下の容量で写真をアップしないといけません。1年以内の撮影、眼鏡無し、背景が基本的に白一色のものです。ちなみにビザに使う写真じゃないのでなんでも大丈夫です。そんなデータでは持ってないので、私はケータイで自撮りしたのをアップしました。なお、ここで結構な回数はじかれました。あと240KB以下は今どき中々ない荒い画質なのがアレですね。ってかそんな写真普通データで持ってないし…。。。

 最後に内容確認して、とりあえず予備でプリントアウトとかしておしまいです。

 その後、予約とかに移ります。なんか予約したメールはプリントして持っていく必要があった気もします。この辺は指示に従ってどうぞ。ビザ面接はすごく並ぶと聞いていたので朝一を選択して、職場の休みの日を都合していきました。

 ステップ1はこんなところでしょうか。結構、そんなもん知らないぞ?というのが多く調べたりするのにも時間がかかります。あとパスポート紛失や過去5回の渡航歴については正直に書いたらよいですね。私はわからないところはわからないと書いています。困るのは、受け入れ先とかですね。ビザが取れるまでホテルとか航空券の手配ができないので、細かい日程や受け入れ先が無いのです。私みたいに観光地の住所を書いたりすればよいと思いますが、実はこれ後々面接にも効いてくるので気を付けた方が良いと感じました。

 

 さて、続いてはいよいよ面接です。

 実際に書類を提出するのはこちらなので、準備はこっちの方が大変かもしれません。私は全部そろえてからDS-160の申請を行いましたが。

 持っていくものは結構多いです。DS-160申請確認ページ。これは先に印刷したものです。あとパスポートと、過去10年以内に発行された古いパスポート。証明写真。予約表確認ページ。あと財政証明か招待状が必要です。私は一応、なんか源泉徴収の紙と給与明細数か月分、預金通帳の写しなどをもっていきました。

 証明写真もなんかサイズ変だし、背景が白である必要があるので、注意が必要です(町のインスタント写真だと背景白が選べる機種は限られます)

 面接に持ち込めるものはあちこちに書いてあるので、それを守る必要があります。スマホは1台まで、バッグは25㎝×25㎝までのサイズ1つだけ、等です。PC持ってきた人とか仕事用のタブレットがとかの人が弾かれて、コインロッカーに預けて来いって言われていました。(溜池山王駅まで行かないとコインロッカーは無い)

 保安検査を受けて入館後、書類提出→指紋採取→面接の流れになります。それぞれが結構待つんですよね。待ち時間をつぶすための本とかは持って行った方がいいでしょう。私は3番目とかの入館でしたがそれでも合計30分以上は待たされました。案内は日本語と英語のちゃんぽんですが、面接は英語です。アメリカに行って遊ぶ程度の語学力があればおkです。

 この面接の内容がまた私の場合は独特というか前情報とちょっと違っていたので、さらしてみます。日本語ですが。

 

Q1:なぜESTAではなくビザの申請を行ったのですか?

A1:イランへの渡航歴があるからです。

A2:いつ行ったのですか?

A2:2014年です。

Q3:イランのどこに行ったのですか?

A3:テヘランセムナンとその近郊の村。それとキーシュ島に行きました。

Q4:なんで行ったのですか?

A4:観光ですよ。

Q5:具体的には?

A5:当時、ユースのイラン野球代表監督をされていた色川氏のサポートを個人的にしていて、その活動の一環で行きました。

Q6:サポートとは具体的に?

A6:野球連盟の人と話したり、あとはブロガーなのでイランの野球情報をブログに書いたりしました。

Q7:それでアメリカに行くのは野球?仕事?(Are you going to Stats for Baseball or Business?って聞かれた)

A7:(うわ、野球って聞かれたぞ?)野球ですよ。あとフットボールも。

Q8:アメリカのどこに行くのですか?

Q8:フロリダです。タンパとセントピーターズバーグです。

Q9:どこのファンですか?

A9:Tampa Bay Rays of course‼

Q10I’m asking about football‼

A10:(怒られた…)フットボールニューヨーク・ジェッツのファンです。でもNdamukong Suhのファンでもあり、彼が今年はBuccaneersでプレーするので彼を観に行きます。

Q11:わかりました。ビザは発行されることになりました。パスポートの返送までしばらくお待ちください。

Q12:ありがとうね。

 

 英会話というかまぁ仕事でちょっと英語使ったりしたので、問題なく面接は終わりました。なんか英語できない人は大変そうでしたが、そんな英語もできないでアメリカ行くなよ…とか思ったり。質問事項や内容は相手の英語レベルにも寄る感じでしたね。私の場合はちょっとできる人ってことでちょっと多めの質問内容だった気がします(回答も即答してたし)。それ以上に驚いたのが、野球好きと知られてしまったので(そりゃまぁ野球関係でイランに行く奴もそんないない)、目的のところで野球?仕事?という聞かれ方をしました。まぁ普通は目的は何?と聞かれると思います。最初にイランに行った時に観光→実はイラン野球代表監督のサポートみたいなのがあったので警戒されたのかな?というのもあります。

 先方は基本的に提出したDS-160を見ながら質問していると思われますので、それと齟齬が無いようにする必要があります。野球?仕事?と聞かれたのはRaysの球団の住所を書いていたというのがあると思いますし、どこのファン?って聞かれたのも、Buccaneersという答えを引き出す(訪問先をBuccaneersの球場にしている)というところがあると思います。

 Jetsファンなので反射的にJetsって言っちゃったあとに慌ててでもSuhさんが…と付け加えました。

 この辺りに齟齬が無かったので、無事にビザが発行されたのだと思います。やましいことなんか無いから発行されないと困るんですが。。。

 

 1週間以上待たされて、ビザがついたパスポートが帰ってきて無事終了ですね。一人でやると結構負担大きめですよ…。。。

 といったところで今日はここまで。次回、アメリカに上陸です。

新たなフェーズに入ったことを内外に示したトレード

 例によって久しぶりで申し訳ございません。Seriseriです。いやはや、忙しいこと忙しいこと。海外出張とか入ると大変ですね。

 そんなわけで今回はちょっととりとめもない感じで書いていきたいと思います。読みにくいとは思いますが…。

 さて旧聞になりますが、チームの大切な、本当に大切な選手であった、Evan LongoriaがSFにトレードされていきました。トレード相手はDenard Span、Christian Arroyo、Stephen Woods、そしてMatt Krookの4名でした。

 あり得ないトレードだと思っていたので、それなり以上の衝撃を私にはもたらしましたし、チームのコア中のコアの選手を放出することになったので、大変がっかりです。一応01年からTBファンということになっている私ですが、やはりよく見るようになったのはなんだかんだ(語学力や情報の入り方の関係上)06年以降でしたし、3番サードLongoriaの占める割合はやっぱり段違いで大きなものなのです。少なくとも彼が引退までTBにいて、3番目の永久欠番になって、ということを半ば確信といえるほど、日常になっていたのです。

 冷静になってみれば、どうみても再建期のチームにおいて、(チームにしてみれば)高額なLongoriaの契約は負担でしかなく、放出はやむなしというところではあります。でも私はLongoria晩年(5年後とか6年後)に、再建が済んだTBがワールドシリーズ制覇からのLongoria引退みたいなそういうストーリーを描いておりました。そうやってTBの美しい物語が完結するものと強く思っていたのです。

 というところで終わるときれいなんですけどねー。Seriseriが数字を使わないのはあまりにも不自然なので、ちょっとだけ。

□01

【今回は完全に結果論です。あくまでTBの戦いの原理を求めて(笑)後付けでお話ししていくものです】

 Rays前年の07年から今年までを並べてみました。グレーはリーグの平均得点(=リーグの平均失点)です。赤はTBのチーム失点数で青は得点数です。横軸は見ればわかりますが、年度ですね。

 この間TBがプレーオフに出たのは4回。08年、10年、11年、13年です。いずれの年も得点はリーグ平均を上回っており、失点は下回るという質の高い年でした。逆に片方でもそうではない年はプレーオフに出れていないというわかりやすい傾向です。

 この間をSeriseri流にいくつかのフェーズに分けて考えてみようと思います。

①Devil Rays時代:チームの暗黒期ではありますが、06年にフリードマン就任、06年ドラフトでLongo、07年ドラフトでPriceを獲得するなど、地道に力をつけてた時期

②08年~:Rays第一回黄金期。08年に関しては実は大いに運がよかったと認識しているが、いずれにせよ毎年のように新しい先発投手が出てきて戦力になるなど、蓄えていた力を存分に発揮してきた時期。

③15年~:フリードマン/マドンがチームから離れ、シルバーマン体制に。このあたりから、蓄えていた力が目減りしてきた。うまくすれば他球団の隙をついてプレーオフに進出できるチャンスを伺うために、パッチワークで選手を継ぎ接ぎしてきた。結果的にプレーオフ進出はならず、一方で本格的に再建に舵を切った訳でもない、中間期。

④今から:Longoriaを放出したことで本格的に再建期に入ることをチーム内外にアピールしている時期。ここから数年以上、雌伏の時が待っている。

 こんな感じでしょうか。それぞれのフェーズの間について、議論の余地があると思うので、ちょっと持論を。(どうでもいいですが、Seriseriは大学時代の専攻が事実上歴史学だったので、結果論といわれようがなんだろうが、歴史をきちんと分類して考えることは好き。)

 まず①と②の間。ここは非常に鮮烈な印象を残したフェーズの切り替えだったので、基本的に異論はないものと認識しています。Longoria以外にもBartlet、Aki、Shields、Garzaらフレッシュな顔ぶれが活躍して、まさに新世代という感じでした。

 ②と③の間については議論が起こるでしょう。というのもTBが最後にプレーオフに出たのが13年。14年にプレーオフを逃した責任をとってフリードマンの辞任という見方もできてしまうからです。だから14年から③のフェーズではないのかという考え方も当然あると思います。

 ではなぜ、ここで15年からとしたのか。一つはもちろん先に書いたフリードマンの話もあり、シルバーマン体制の初年度で区切ったこと。もう一つが14年自体が13年の流れを汲んでそのまま突っ走った結果、プレーオフを逃しており、黄金期最終年と認識した方が継ぎ接ぎで何とかする1年目とするよりも個人的には納得いく結果だから、ですね。

 というのも13年と14年は主力を見てもらえればわかりますが、ほぼ変わらずという状況でした。野手はDeJesusやKelly Johnson、Luke Scottくらいが変更された点ですし。まぁ負けが込んできてPriceが放出されましたので、そこから…ということも言えるかもしれませんね。

 ですので、勝てなかったけど、13年の流れを汲んでいる14年、黄金期の終わりの年として認識するのが良いのかなと。

 次に③と④の間。ここは余計なフェーズの入れ替えは不要ではないかという意見もあるかと思います。すでに③で再建期に入っていたのではないかという考え方です。これについても私は否定的。それはやっぱり今年までは明確にTBが勝ちに行っていたと認識しているからであり、今年も積極的な補強を行っている事実がありました。3年間結果が伴わなかったので、ここで区切りとなったのではないでしょうか。正直このスタイルで結果が出ていたら(例えば今年プレーオフ出れてたとか)、Longoの放出もなかったでしょうし、このスタイルでもう少し勝機を伺っていたかもしれませんね。

 結果がでなかったことで(あとは他チームの様子もうかがって)、表立って堂々と再建に舵を切ったというところでしょう。我慢したのが3年というのもまぁ良いところじゃないでしょうか。資金力が低いTBでは継ぎ接ぎで巨大戦力を維持できるようなチームではない以上、どこかで再建ということは必要ですし、逆にこのまま続けてもズルズルと戦力が漸減されてしまうのが目に見えてますので。

取り留めないけど、今日はこんなところで。基本的に私はチームについている人なので、Longoいないから應援しないとか、ブログ辞めるとかは考えておりません。しばらくTBはつらい時期があると思いますが、頑張ってほしいですね、はい。Good Luck Longo in SF!!! Good Luck Rays, till fish the ray of glory!!!なんてね。

 それではみなさま良いお年を。

シーズン前予想 答え合わせ編

 高校野球とかもやらないとですよね。テキストは何回か書いているのですが、そのたびに没としております。ちょっとね、難しい。数字なしで語るだけなの。

(目的/動機)

 シーズン前に行った成績予想の答え合わせを行う。そして反省をする。反省しない投げっぱなしなことはしない(趣味においては)。

(方法)

 今シーズン開始前に行った成績予想に対して、実際に残した成績を並べてみて、比べます。そして、如何に私の予想がへっぽこだったかを嘲笑います。

 なお、今シーズン前は投手4名(Colome、Odorizzi、Archer、Walker)と野手2名(Souza Jr.、Kiermaier)の予想を行いました。彼ら全員の結果を、一本の記事で見ていきます。

(結果)

□01

 Alex Colomeの予想は大外れ。外れた点は1.登板数、2.xFIPの挙動、3.そこからのFIPの変動とERAの変動、4.奪三振率、5.被本塁打率 と大体全部、ですね、はい。スミマセン。。。

□02

 Jake Odorizziも大外れ。(怪我もあったので)登板数はともかくとして、登板あたりのイニング数も、残す成績の予想もダメダメすぎですね。Colome以上に大外れ。

□03

 Chris Archerについては上の二名よりはましな成績の予想になりました。まだマシというだけで、全然ダメダメなのは変わらないですが、それでもまだ見えるものになっています(自称)。が、予想がしやすい人、しにくい人というのがいると思います。

□04

 Walkerは依頼されて予想をしてみたもの。こういうの実はちょっとうれしいのです。結果は運要素と自分で思っているところがちょっとずれていたのと、与四球率が外れではあるものの、これまたまだマシな成績予想かもしれません。

 今年の投手は散々。

□05

 今年躍進を遂げたSouza Jr.ですが、まぁその結果、これによって予想とは大きく違った結果になりました。特に四球数を大幅に伸ばしたことが、HR伸ばしたことよりも良いことのように思えます(HR増えたからBB増えたのかもしれないが)。

□06

 今年一番精度が良かった選手かもしれません。Kiermaier。怪我があったので、積み上げ系(加算システム)のスタッツはやや離れているのですが、OBPSLGOPSなどはそれなりな数字を予想で来ているのがわかるかと思います。ただ今年は(HR以外の)長打が減った一方で、FBRの流れに乗ってHRは増えました。その関係で三振が多めという感じでしょうか。個人的には彼の速度を活かしたプレー見るのが好きなのですが(勝敗に直結するかは置いといて)。。。

(考察)

 特に話すことはないのですが、今シーズンの予想は散々でしたね。まぁしょうがない。やっぱりシーズンの予想に関していうと、深く野球を観続けていること、予想もたくさん行っていくことが重要になってきます。そういうことができないのであれば、予想の精度が下がっていることは甘んじて受け入れるべきです。今の私の状況はそれなので、残念ですが、その程度の人間なのです。今は去年以上に忙しく、たぶん来年も同じように忙しいので、2年間成績予想に関してはお休みになると思います。ですが、ブログは最低でも毎月1本は書けるように頑張る次第です(自分のために)。

(感想)

 いやはや、特になし。

☆本日のおまけ その1

 ここを見ている人はご存知でしょうけれども、スポナビブログが活動を停止するようです。それに伴って、ブログ継続するためにはお引越しが必要になります。一先ず、ブログは閉鎖するつもりはないので、どこかにお引越しして継続することになります。また、本ブログでお知らせしますね。まだ、引っ越し先を決めてないのですが、もしここが良いというのがありましたらお知らせください。

 それにしてもこれは私にとっては最悪なタイミングでの閉鎖ですね。というのもうれしいことにこれだけ読者の方がついてくださったブログですが、人の目に触れる機会が減るので、流し込みを兼ねて、引っ越し前後は積極的なアピールと頻繁な更新による活動の実態を示すことが必要になってきます。最低でも週一。欲を言えば3か月くらいは3日に1度くらいの更新が求められます。が、それができなさそうということで…。一昨年とかその前くらいならまだそれが頑張れたんですけどね…。

☆本日のおまけ その2

 書きたい内容は、今の更新頻度が減っている中で多少は溜まっています(笑)頑張ってまた更新します。P/Oの定点観測とか(今年FBRあったから面白そう)、xBABIPとか(今年FBRあったから面白そう)、xLOB%とか(今年FBRあったから…)、成績予想とこれまでの成績まとめとか(今年FBR…)、選手移籍関係とか(今年…じゃなくてCobbのQO関係とか)、ね。

シーズン終了と今後の予定

 さて、また久しぶりとなってしまいました。気づけば、シーズンも終了し、PO真っ盛りです。TBは80勝82敗の借金2、地区3位、ワイルドカードでは5ゲーム差の3位タイでシーズンを終了しました。今年はAL全体でワイルドカード争いが団子状態でその中で7月まではTBは頑張っていて、珍しくフラッグディールにも積極的だったのですが、それ以降にズルズルと失速と、何度か見たような光景になってしまいました。それでも今年は元々シーズン前からも勝負の年のような動きを見せていて、実際に惜しいところまで行っただけに悔しいのです。とはいえ、私自身は8月以降、フラッグディールに出されてしまい(2年○Mで契約)、お仕事が急に忙しくなり、十分に應援できませんでした。って考えると尚更悔しいシーズンでもありつつ、全然シーズンの中身が覚えていない薄っぺらいシーズンにもなってしまいました。

 詳しい総括ができるかどうかはわかりませんが、ざっと見てみると、.245/.317/.422 228HR694得点 wOBA.316でした。相変わらず本塁打はそこそこ打つ一方で、得点力が低く、wOBAからわかる通り、打高傾向が強くなった今シーズン総合的な攻撃力も低いチームでした。攻撃力を高めることは今後もTBには大きな課題としてのしかかりそうです。。。

 投げる方はK/9=8.42 BB/9=3.13 K/BB2.69 防御率3.99 FIP4.17 xFIP4.29 合計704失点。昨年と大きく変わらない結果でシーズンを終えました。奪三振力重視だとかを数年前から行っていて、当初は確かにリーグ上位にいたのですが、周りも同様のことを行ってくると資金力のこともあり、平凡な成績になってきてしまいました。ちなみに得失点もマイナスで、今年の成績も致し方ないところではありますね。。。

 さて、今後の予定ですが、相変わらず忙しくしておりますが、高校野球のいただいた宿題を返して、シーズン当初の予想の答え合わせをして、ですね。楽しみにしていただいてる方がいるのをわかっていて心苦しいのですが、FBRについてはちょっとお休み。。。苦しくても月一以上くらいで記事を書いていきたいです。

 そういう訳で、やや無理矢理でも本ブログ、本格始動から丸6年が経ち、毎月1本以上の記事はかけています。一応。これで72か月連続の更新でもあります。昨年同期で262本だった記事はこれで291本目。今年はわずか29本の記事の更新にとどまりました。スミマセン。55記事はやっぱり夢のかなたでした。

 10/12現在のPV数は2,439,360で、昨年同期が2,123,647でしたので、年間315,713PV。記事あたりのPV数は8,411で昨年から275程度増加で今年一年に限ると10,886.6PVで昨年と比べると1,458程度の上昇でした。一昨年が底で7,500PV程度でそこから3,000程度回復しましたね。ありがたい限りです。

 ま、これは毎年の定点観測の記事ですので、この辺までかなぁ。続ければきっといろいろ見えてくるはず(笑)

 そんなところで今日はここまで。

高校野球に対していただいた論点についての議論 その1

 ご無沙汰しております。いやはや。なんつーか仕事の時間が伸びたのに、通勤時間に1日4時間もとられると何もできないですねぇ、はい。

 そんな訳で、前の記事で高校野球についてちょこっとおまけに書いたところ、思ったより反響があり、その中でも冷めるGファンさんからは論じてほしい論点をいただきましたので、まずはこれについて考えながら、現在の高校野球についての議論を深めていこうと思います。

 それにしてもデータ系から語り系、MLBからNPBという感じにフィールドを移すと如実に客層というかコメントのつきかたというかそういうのも変わるものだなぁと感じております。

 では議論の方に参りましょう。いただいた論点は以下の二つです(そのまま引用させてもらっています)。

(1) 他のスポーツ競技は、高校総体としてインターハイに統括されているのに、野球だけは高野連という別組織になっているのに、ほとんど問題にされていない。

(2) アマ → プロの系統を見たとき、野球界は高校野球(+大学+社会人)→ プロ野球という一本道しかないのを当然視する人がほとんどですが、例えばサッカー界のように、下部組織からの昇格を加えた複数路線を提起する声がほとんど上がらない(少なくとも私はほとんど聞いたことがない)のが不思議。よくサッカー界を見習えという人がいますが、この点に言及する人がほとんどいない。

 それぞれについて私の考えをまとめてみましたので見ていきましょう。

(1) 他のスポーツ競技は、高校総体としてインターハイに統括されているのに、野球だけは高野連という別組織になっているのに、ほとんど問題にされていないことについて。

 確かに高校野球全国高等学校体育連盟(高体連)には加盟しておりません。これで何が問題になるかというと、別に何も問題にはなりません。確かにインターハイには混ぜてもらえませんが、それはバスケやサッカーやその他もろもろのように個別の大会を開くことで対応できます。

 問題点としては例えばオリンピックなど国を挙げての何かイベントに参加するときに一枚岩ではない対応となってしまうこと、高体連がしっかりとグリップしたうえで、政策に絡むこと(補助金もらったりね)などに対してはじかれてしまったり、逆に我田引水できてしまったりという問題点はあり得ます。

 また、高体連に加盟していないスポーツは野球だけではありません。アメフトやカーリング、チアリーディングにチアダンス(趣味に偏り…)などは野球同様に高体連には加盟しておらず、独自の大会を開催しております。カーリングはオリンピックの競技にもなっており、それも長野大会から正式に競技になっています(シャモニーは知らん)。

 つまり、体育系のスポーツであるからと言って、必ずしも高体連に加盟する必要はないということです。文系スポーツに目を移せばもっとはっきりしています。そもそも全国高等学校文化連盟に加盟していないものなど山のようにあるでしょう。私は高校時代、競技クイズ・早押しクイズを割と真剣にプレーしておりましたが、高文連なんかまったく関係ありませんでした。関東の学校でしたが、あちこちの学校が集まって関東クイズ連合(関クイ連/KQA)を形成し、各校持ち回りで例会の開催と、関クイ連の有志(主に2年生)が集まってKQA杯の開催/結果を問題集として作成などを行っておりました(應援はどこ行った?と言われると私は実はしれーっと兼部しておりました、はい)。ちなみに顧問の先生なんてのはどこの学校もいないに等しく、大体何かの申請時にハンコ押してくれたりするだけの存在でした。大人が全く絡んでない組織だったのですね。確かに高文連の庇護に入れればもっと裕福なプレーができたのだと思いますが(部費が足りなくて早押し機は自分で修理したりしてましたよ…)。全国大会なんかは存在しませんが、あちこちの高校や大学や社会人サークルがたくさん大会を開いていたのでそれに各自エントリーして参加みたいな形をとっておりました。私の頃はちょうど過渡期で、高校生クイズ運ゲー時代でしたし、先輩たちが参加していたタイムショック高校生大会はなくなった後でした…。今はクイズも盛んになったものです。。。

 話が横にそれましたが、要するに別に高野連高体連の下にいる必要はないのだということを力説したかったのです。

 ではなぜ、高野連だけがこのように高体連に加盟していないことが問題になるのか、という点について考えてみましょう。一つは高野連がやたらと目立つ存在であるということ。アメフトにせよ、カーリングにせよ、高校野球ほどの大きな報道はありません。それどころか、高体連自体の報道と比較しても高校野球は圧倒しているでしょう。ちゃんと調べていないからわかりませんが、ほぼ間違いなくそうだと思います。単純に目立つ競技が、大きな傘の下に入っていない構造が不思議に思われるのが一点だと思われます。

 目立つ競技が大きな傘の傘下にないことで、・日本として一枚岩の政策を実施できないのではないか ・自分勝手に動こうとしているのではないか ・何らかの利権構造があるのではないか と考えさせる結果になっているのだと思います。でもこれってアメフトやチアも一緒じゃん、とか思います。つーかこれだけ取り上げるとめっちゃアメリカンな高体連以外組ですね。あとは目立つの問題なのかなぁと思います。まぁこれだけ目立てば発言権が大きくなって、他の競技を顧みない方針がとられる可能性が大きくなりますからね。。。とはいえ、まぁそこは文科省スポーツ庁がきっちりグリップできればよいのでこれが根源的な問題ではないということは考えないといけないですね。スポーツ庁が全部をきっちりグリップできるならそもそも高体連が必要ないじゃんとか思うところも無きにしも非ずですが(笑)

 

 結論として、まず論点(1)については何ら問題ではないと考えますが、やはり声が大きなところが高体連と対等の発言をすることで我田引水的なことをしてしまう可能性があるというのが懸念だと思います。それに対してスポーツ庁のグリップ力が求められているといえるでしょうね。できてないように見えるからそれを問題視している人がいるのでしょうね。

 とりあえず長くなりそうなので、ここまで。論点(2)についてはまた次回にしましょう。

☆本日のおまけ その1 というか告知

 この手の高野連に対する議論というのはたくさんの点があると思います。大きくても小さくてもかまいません。こういうことに対してseriseriがどのように考えてるかを聞きたい、あるいはコメント欄を通じて議論したいから議題に取り上げてほしいみたいなのがあれば、右側のメールもしくはコメント欄に出してください。極力対応します(メールよりコメント欄の方が早いかもしれません。通知が来るので)。

☆本日のおまけ その2

 Raysは珍しく割と積極的な動きを見せたフラッグディールでしたが、お盆があったので割とグダグダといういつもの感じでいったんはプレーオフはきついかという状況になりました。が、そこから微妙に復活。なんか不思議ではありますが、とりあえずワイルドカード戦線にぎりぎり残っています。プレーオフ出れたら良いなぁと単純に思いますよね。ここから1か月最後までがんばRays!!!

☆本日のおまけ その3

 Jetsはそろそろシーズンインですが…もういいよね。今年は再建のために頑張りましょう(笑)とりあえず将来の大物QBを育成を任せられる人材をOL、WR、RB陣に育てていきましょう。うん。若手QBにやらせるには厳しい陣容