Rayを釣りたくて III

フロリダ沖に降り注ぐ栄光の光の中で舞い踊るトビエイを釣り上げる事を望むブログ。スポーツナビ+閉鎖に伴ってIIIとなって引っ越しました。旧記事で画像がほしい記事があればコメントいただければ、気づき次第対応します。

※ただしイケメンに限る

 ベイスターズ関連の話題は例によっておまけ欄だけ。MLB興味ない人はそちらへどうぞ…。※ただし…なんてことは言わないよ(笑)

(目的/動機)

 今日のターゲットはJake Odorizzi。TBの投手陣の中でも一番のイケメンと(私の中で)評判。チーム全体だとやっぱりBaldelli?(コーチだけど 笑)単純に成績表を使いまわせる投手が…という問題らしい(手抜き)。

(方法)

 いつものテンプレ(笑)に成績を打ち込み、それを眺めます。次にそれでちょいちょい考察していき、最後にいつもの選手成績予想システムseriseri(今のバージョンはわからないけれどもVer. 1.3.0くらい、という名のただのエクセルファイル)に放り込む。

(結果)

□01

 2016年は自己最多となる33先発187.2回を投げた。また、ローテーション投手として3年続けて規定投球回をクリアしている。

□02

 昨年のトレンドに違わず被本塁打は大幅に増加し、その結果、失点数も増加した。奪三振166に対し54四球は一定の評価をできる内容である。

□03

 被本塁打率の悪化は中々に壮観である。奪三振率はブレイクした14年から比較すると下がり続けている。ただし、与四球率も改善されている。ただし、15年から比べるといずれも少しずつ悪化。また、昨年の数字だと奪三振率がリーグ平均以下である。

□04

 昨年はFIP、xFIPと比較するとむしろ良いERAが出ていたという事実がある。また、LOB%についてもかなり良い数字が出ており、特にキャリア通じても奪三振率に比べても良い数字が出ている。

□05

 BABIPとxBABIPの比較でみると、過去には相当乱高下していたが、昨年はほぼレート通りの数値に収まっていた。

□06

 フライ系であることは変わらずだった。しかし、昨年はLD%をある程度抑えることには成功した。一方、トレンド通りではあるが、HR/FBは高い数値となってしまっていた。

□07

□08

 変化球はスライダー、チェンジアップ、カーブ、カッターと各種使うが、依然と比べるとカーブの割合は急降下している。また、チェンジアップはどうみてもフォーク(両者基本は同じものだし)。球速は速球が15年に続いてキャリアの中では高めだった。

(考察)

 Archerとは違い、むしろ運が良いという感じの選手ですね。14年まではカーブを有効に使い、かなり奪三振率が高くて期待していた選手だったのですが、ここ2年はやや尻すぼみという感じがあります。とはいえ、キャリア自体は順調にあっぷしていて、昨年は33先発187.2回と十分な成績を残し、また、1登板当たりの投球数も100球を超えてきました(14年97.7球、15年98.4球、16年100.2球)。チェンジアップという名の事実上のフォークを使っているので肘は不安ではあります。。。

 で、その問題が奪三振率で、14年は9.32あったK/9が昨年は7.96まで低下。リーグ全体で8を超えてきている今、ここに優位性はなくなってしまいました。一応BB/9が少ないことはプラスではありますが。。。というのも、OdorizziはBB/9こそ少ない物の、どちらかというとストライクゾーン内で勝負するのが苦手な投手でして、イニング当たりの投球数は昨年も17.63とかなり多めの数字でした。そのため1登板平均で6イニングが投げられず、投球回数が187にとどまっているのです。ちなみに100球で降板した場合、200イニング投げるためには1イニングあたり16.50球以下に抑える必要があります。

 現状、三振は取れないが四球は少ないといういわゆる打たせて取る型の投手であるにも関わらず、余計な投球が多く、ストライクゾーン内での勝負をしていない(できていない)ため、(その整った顔とは違いw)アンバランスな印象があるスタッツになっているのです。

 また、14年以前はむしろ奪三振の多い投手という印象があったため、なおさら、不思議な印象を受けることもあります。

 私個人としてはこの球数のまま、K/9を2程上昇させていただきたいという贅沢な希望を提出したい感じではありますが、どうなのでしょう。

 奪三振率と併せて起こった変化がカーブが減ってチェンジアップ(という名の…)とカッターが増えたことですね。確かにカーブは使い方がむつかしい変化球ではありますが、有効に使えていた以上、むしろここをブラッシュアップしてほしかったのですが。

 まぁ色々ありますが、先発投手としては安定した選手だと思いますし、頑張ってほしいですね、はい。今年もよろしゅうたのんます。

(まとめ)

・なんか割と運がよさげ。

・昨年は登板試合数当たりの球数が100球に乗った

・イニング当たりの球数が多く、ここの改善が必要

・なのに平均程度の奪三振率と与四球率

・カーブを使ってほしい。

・イケメン

 あとは成績予想ね。

G33 IP200.0 SO177 BB58 ERA3.78 FIP3.68 xFIP3.80 HR22 H179

 まぁぼちぼちである。が、FIP良すぎじゃね?これ。

(感想)

 もっとねぇカーブ。使ってほしいのよねぇ。

 トレードの噂は絶えない人ですね。エクステンションの話もあったり。いずれにせよ、今シーズン中には何らかの動きはあるんじゃないかと思いますが、その実力を発揮してほしいなぁ。でもどうでしょうね?大きなものは期待できないって感じもしてきた(元々は中継ぎ候補じゃん?とか言ってた頃が懐かしい)。

☆本日のおまけ その1

 タイトルが思いつかなかなさ過ぎてこうなった(笑)…我々はジーンズを売っている訳じゃないんだ!!!

☆本日のおまけ その2

 そういえばライオンズ入りしたらしい昨年は横浜でプレーしていたZach Petrickさん。改めて去年の成績を眺めていたところ…。

 15G 7GS 47.1IPでERA5.51 22SO 12BB K/9=4.18 BB/9=2.28ということで、期待外れってことだったのかもしれません。が、奪三振は少ない物の、BB/9=2.28はかなり好印象。さらにBABIP.245は幸運だったのかもしれませんが、48被安打で10被本塁打LOB%63%、GO/AO1.52ってことで、かなりの不運もあったのではないかと想像します。

 というかゴロ系投手で被本塁打が47イニングで10っていくらハマスタ本拠地でもおかしいでしょ。ちなみに被本塁打が半分の5だったと仮定して(たられば 笑)、自責を5点減らしてあげれば防御率4.56になりますから、まだまともですよね。

 そんなことを思いながら2軍成績を眺めてみたら2軍では63イニング投げて被本塁打0なんですね。やっぱり1軍では何かおかしな力が働いたとしか思えません。ちなみに砂田が84イニングで10被本塁打なので、超がつくほどのピッチャーズパークとは思えないですし。

 ただ2軍でもK/9=4.7、BB/9=2.7ってことなのでこのK/9とBB/9のバランスは実力通りなのかなぁと思ったりもします。これだとK/BBのバランスが悪いですから、この奪三振率の打たせて取る型の選手の場合はBB/9を1.5くらいまで落とさないと難しいでしょうねぇ。う~ん…。むつかしい。もうちょっと見てみたかったと思ったり。外国人枠関係ない26歳のルーキーならもうちょい時間はもらえたかな??

 と思ったりしました、はい。

☆本日のおまけ その3

 そういえばサムスンでも思ったけど、デトロイトも埼玉もライオンズってみんな青ユニですね。…台湾の統一は違うか。